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1994年4月21日から30年経って

2024年4月20日、TMNETWORKの「intelligenceDays YONMARU]
アリーナツアー初日へ参加した。

商業施設・スパなど併設の東京ガーデンシアターにて。

江東区の臨海地域ってウチから近いわりにアクセスがいまいちすぎて、足が向かず、いつの間にこんな素敵な施設が出来たんだとひっくり返った。
午前中に無印良品へ不要な衣服を持っていったが、近所のお店だと引き取りしてなくて、「あー、ここの大きな無印(DJいる)に持ってくればよかった」と後悔。
ライブへ行くのに古着を持って行くのは謎だけど、それぐらい身近な地域ということをお伝えしたかった。
会場は縦長に空間が広がっていて、音響も抜群。8000人くらいのキャパなのかな。
劇場という名だけに、音の余韻が美しく響き渡る箱だと感じた。

※以下、ライブのネタバレになる可能性があるので、オーラスのKアリーナまで我慢してる方は戻るボタンお願いします。
(とはいえ、セットリスト無し・浜野の個人的な感情論が記述されております)


FANKSと言ってるわりには、三人のいずれかのファンクラブに入っているわけではない浜野は、チケットをどう取得するかが常に問題である。
箱の大きさを考えると、Kアリーナ2Daysある時点で、席にこだわらなければどこかしらプレイガイドでも取れるかなと思った。
しかし40周年、そしておそらくこのアリーナツアーのあとはしばらくまた三人はそれぞれの活動に入るだろうから、確実に抑えたかった。
というわけで、前回、11月の東京国際フォーラムのフライヤーでよしもと時代の記念BOXを買えば最速先行で買えるシリアルナンバーで申し込むことに決めた。

チケットが届いた時点では、天井ではなく、Kアリーナで比較すればレベル3あたりの上手よりセンターのいちばん後ろから二列目という位置。
全体が見られそうでいいな、と思ったが、念のため双眼鏡をリュックに詰める。

都バス一日乗車券をゲットして、バス数本使って会場へ。
まずはグッズとガチャガチャ。
ひとり5回まで回せます(MAXで3000円。ちい活より全然優しい価格)

ただカプセルがでかいので、5つとなると両手で持ちきれず何度か転がしてしまい
FANKSのお兄様に助けてもらいました。ありがとうございます。

ガチャの結果はトラベラーズノートの上に乗せた缶バッチと合皮キーホルダー。この合皮キーホルダーとってもよい。さりげないFANKSアピールできる。
日付入りのチャームとリボン、写真には載ってないけれど旅行に使えそうな巾着を購入。(ライブはグッズが唯一の収入源になるらしい。みんな買おう。むかし専門学校で習った)

DGさんフライヤーいろいろありがとう。ELECTROのフライヤーもらえたよー!
そして無事に旧渋谷公会堂の回、チケGETできました!!
てっちゃんのソロコン初めて参加する!!!

17時開場。みんなグッズは先に買おう。会場内すごい列だった。
初日だからかもしれないが、開演は押し気味。
押してるときに起こる「早く開演しろ拍手」久しぶりに聞いた。

さて、よしもと枠の席。
なんと落とし穴がありました。
着席なら問題なくステージの画面も見えるけれど、スタンディングだと画面が見切れるという席だった。
そしてその列は4人しか配置されておらず、私の両脇空き席。
最初驚いたけれど、逆にすがすがしく楽しめた。
あと途中で気づいたのだけれど、モニター(小さめのテレビみたいなサイズ)が近くに設置してあり、見切れる人のためかなと。
浜野はライブが大好きなので、いろんな位置を経験したい派だから、なるほどこういうのもあるのか、と孤独のグルメ・井之頭五郎のように呟いたのである。

ネタバレを嫌うFANKSのみなさまですので、詳しくは書けませんが、いちばん聴きたかった曲からスタートして、今回も見たかったてっちゃんのアレ姿をいきなり拝めて、テンションはブチ上がり。

縦長の劇場を活かす照明デザイン。
照明バトン(あってるかな?)が上下して照らす棒状のいくつかの光は、イコライザーに見えた。
初日ということで、誰もどの曲が来るか分からないし、てっちゃんのアレンジが原曲から大幅にかけ離れているから、何の曲が始まったか通常イントロに戻るまで誰も分からず、FANKSたちが奇妙な唸り声を発するのがめちゃくちゃ面白い。
「うへぇ~」とか「うおぉ~」とかね。
ちなみに男女比は体感的に1:1。特に男子が叫んでいる声が目立ってたね。

浜野の予想は、セトリは会場(エリア)ごとに変わるんじゃないかな。
もしくは年代ごとに攻めている感じもする。
こんな風に考察しちゃうのは、FANKSさながら。

今回のライブはなにも考えなくていいし、ただ彼らのメッセージを受け取ればいいと思う。

てっちゃんがTM各時代にいちばん執着していたアレ(ネタバレなので書けない)を完成させた、というのがこのYONMARUのいちばんの醍醐味になるのではないのだろうか。
そういう意味では、創作においてひとつの核を持ち、それに執着するのはその活動を続けるうえで大切なことなのではないかと気づかされた。
セトリもこの核は残したまま、他の曲が入れ替わるんじゃないかなー。
べーあんとケンちゃん入ったのも、この核には必要だからかな。どうでしょうか。
(ちなみにおふたり、めっちゃプレイがカッコよすぎて鳥肌! 浜野はドラマー好きなので、べーあんの音には感無量でした)

てっちゃんのアレンジはすべて新しく感じたし、とくに雨から晴れたあとにでるアレ×2の曲は「時代の変化というのはこのように曲を蘇らせるのか」と感動。(これは曲名がバレバレだね。ごめん)

この40年のなかで、さまざまな想いを抱いてきたFANKSもたくさん多いと思うが、最後の曲で泣いた人も多いだろう。
私は、1994年4月21日からのFANKSなので、その曲よりも、木根さんとてっちゃん歌唱の新曲に号泣。
ネタバレ回避なので、あんまり書けないが、スピッツも前回のツアーで似たような雰囲気を醸し出したので、同じメンバーで長く続けているバンドやユニットが思うことを詰め込んだ歌詞に捉えられる。

「あとどれくらい」

これがキーワードだ。
うわー、怖いなって思ったし、浜野自身が人生を後悔しないために、こうして彼らに会いに行くことを決意した直接の理由と同じことを、てっちゃんの歌唱で歌われたら、泣くしかない。

「目の前のキミを音楽で喜ばせることができるのか」(あやふやだし、勝手に解釈してる可能性もあり)

前回のホールツアーで感じた「音楽への献身」。
そしてこのアリーナ―ツアーは「音楽・メンバー・スタッフ・FANKSへの感謝」。

FANKSにはおなじみのアンコールなしで、映像で伝えるスタイルからは

「生きて歩み続ける決意」

を三人から感じた。

きっと1994のラスグルがトラウマになっている人もFANKSの中にはたくさんいるはず。
それを払拭するようなKアリーナ・オーラスを期待している。
(ちなみに時代の進化で会場の音が良くなったということにもてっちゃんは胸アツな気もしている。Kアリーナ選んだのもそういうことだろう)


よしもと枠の席、○○退勤で有名なあの曲での特攻が派手すぎて、まさかの温度を感じた。
えー、特攻ってあんな後ろの席まで熱いなんて、知らず。
ステージはめちゃ熱くないか、って思った。
それに斜めに吹き出すのを初めて見た。高いぞ、アレきっと。(どうでしょう?)

残響が綺麗な劇場で聴くてっちゃんの「ッン~」歌唱がめちゃくちゃよかった。結構ハモリが良く聞こえて感涙。
劇場ならではアレンジなのか、いま彼の中で流行っている「だ・だ・だ」(うわー文字伝わらない。シンコペって言えばいいのかな)はシンセを打楽器として使ってた。
わりと静寂を挟むアレンジが多かったと思う。(FANKSは手をあげるタイミングで惑わされる)
その静寂に漂う残響音が、かなり素敵だった。

30年前の今日、東京新聞で見た「TMN終了」の広告。
あれがなかったら、彼らに出会わなかったし、もしかしたら小説も書いていなかったかもしれない。
それくらいTMNETWORKは私の人生と共に存在していた。
てっちゃんの「引退宣言」でどうすればいいか途方にくれた日々。
FANKSたちと再起動を待ちわびて、SNSで交流を深めた。
2024年4月20日、彼ら、そしてFANKSのみんなと同じ光景(金色の夢)を見れたことは忘れない。

まだ、終わらない金色の夢。
醒めないままで、まだその三人の背中を私たちFANKSは追い続ける決意をした記念日、それがYONMARU。
2024年4月21日、TMNETWORK40周年、おめでとう。
これからもその刻とともに歩ませて……ね。

おわり


過去の1994年4月21日シリーズ
<第一弾>

<第二弾>

<第三弾>

これまとめてZINEとかにできそうだよね(笑)
マガジンにしたほうがいいかな。

読み返して書き漏れていましたが、ウツも木根さんもてっちゃんもめちゃくちゃ楽しそうだったのがいちばん良かった。
男子が仲良く楽しそうにしている姿を見ることが好き、という性癖を植え付けたのは「電気じかけの予言者たち」という本だから!!!
(あれを中学生のときに読んだのよ~、いま電子でまとまったヤツ持ってる。また読み返そう。なにかアイディア湧くかも)

4000文字近くも長々書いて、ごめんなさい!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!!!!!


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