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文学イベント東京へ行ってきました(240602)

東京・蔵前にある透明書店さんのイベントスペースで開催された「文学イベント東京」へ行ってきました。

一次創作の本、イラスト本、ZINEを販売するイベントで初開催とのこと。
先週は埼玉・朝霞CHIENOWA BASEさんで行われていました。

サークル主さまが売る形態ではなく委託販売。
本屋さんに併設されているイベントスペースに置かれるので、ふらりと本体の透明書店さんに立ち寄られた方も自由に見られる状態になっておりました。
透明書店さんは、本好きな方なら唸るタイトルの本がずらり。
文学フリマ東京でにぎわったサークルさんの本も置かれていましね。

他の委託販売イベントに行ったことがないので比較はできませんが、福岡のふらっとぺらっとさん、京都のそこ文さん、そして東京の文学イベント東京という感じなるのでしょうか。
おそらく他の地域でも有名なイベントがあるかと思いますが、たくさんあればあるだけ、盛り上がるし楽しいと思います。(私が知りたい所存です)

薄暗い照明のお店でした。開店直後に行ったので三組くらいでしょうか?
ところせまし会場を譲り合いながら見本誌を手に取ってうろうろ吟味。
同人誌を自ら作っている立場からの感想は、「表紙は大切」だと直感で思った次第です。

ネットで見たときは、いいなーと思った作品も他の本と並べられた途端、どこにあるのか分からなくなってしまい、インパクトのある表紙に目が奪われてしまうんです……!
これはきっと文フリとかでも同じ気がしました。

文学少年でも同人作家でもない、動画大好きな夫と一緒に行ったのですが、やはり手に取って眺めるのは、「イラスト入り・奇抜なタイトル・内容が想像できる簡潔なタイトル」だったそうです。
しかしイラストの表紙となると、自分の好みで買うか買わないかとなってしまうからイラストを使用するのは紙一重だと言ってました。

私も同感です。
漫画同人誌はまず絵柄で選びます。次にどのようなジャンルか確認します。
エッセイやZINEは表紙のデザインがいかにオシャレか。(レベル高ですね!)
小説はジャンルとタイトル。内容はさほど気にしないですが文体のリズムは確認します。

今回買わせていただいたのは、初めて参加した文フリで出会った作家さまの同人誌とふらっとぺらっとさんのときに気になった作家さまの本、そして今回、会場で目を引いた装丁の本をお迎えしました。

来場者記念?のステッカーもいただけました!

他にもフォロワーさんの本や気にある作家さんの本など、買いたい本はたーくさんあったのですが……。
もしかするとお通販をさせてもらうかもしれません。

いままで出店や委託する側ばかりだったので、お客さま目線で同人誌制作を見つめ直すきっかけになりました。
SNS相互さんで買うときは別として、まったく新規の読者さまと出会うためには、こうしたほうがいいかもと浜野なりに考えてみました。

  • インパクトのあるタイトルデザイン

  • 内容を読み手が想像できるタイトル

  • 表紙に作家名とサークル名を入れる

  • 見本誌にジャンルを明記する

夫も言ってましたが、買うときには内容はそこまで気にならないですね。
表紙から想像して面白そう、読んでみたいと思わせることが先決で、実際読んでみて乖離があったとしても、「なるほど、そうくるか!」と二倍の楽しみ方ができますし。

ひとまず手に取るきっかけになるアプローチが大切なんだな、と気づかせてくれたイベントでした。
やや陳列方法に唸る部分はあったのですが、満遍なく参加作品を見てもらう工夫だったのかなーと思ってみたり。
このような同人誌委託イベントへ時間が合うときはなるべく足を運んで、あれこれ吸収して、自分のサークルにFBして考えてみたいものです。

イベント主催者さま、参加されたサークルさま、ご来場の方々、お疲れさまでした。
通販もあるとのことですので、気になった方は覗いてみてください。


最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。