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不安をやわらげるセルフレスキューNO.4~我慢せず、助けを求める~

災害(コロナウイルスなどの集団感染等含む)から時間が経ってから、PTSDによる不眠やうつ症状、引きこもりなどが起こるのは、被災時に我慢を吐き出せず、心に溜めてしまったことが要因の一つであると考えられています。

災害の直後に信頼できる間柄の親しい人たちと感情を分かち合ったり、共につらい経験をした者同士、互いに状況を語り合い、共有することがストレスを緩和し、レジリエンスを高めるために有効だと言われています。

登山では「我慢をしてしまった時に正しく手当てをして安全な場所へ移動したり、適切なタイミングで救助を要請したりすること」を

”セルフレスキュー”というそうです。

この「適切なタイミングで救助を要請する」ことは、登山での遭難対策はもちろん、コロナ感染を含む、あらゆる災害時でも、また、日常生活においても、極めて重要なことです。

誰かに助けてもらうことも

”セルフレスキュー”なのです。

必要な時には遠慮せず、積極的に気落ちを打ち明けるよう心がけましょう。

また、災害時の心のケアに関して、最も見過ごされがちなのが支援者、ケアギバーです。

自ら被災しながら支援に回っている人たちにもグリーフや本音を吐露する機会があるか、気を配ることも大切です。

コロナ禍に於いては、医療従事者などがそれに該当します。

現在のコロナ禍に於いては、共存共生意識を持つことが、メンタルケアに於いて非常に重要な意味を持ちます。

ただ、単に感染予防対策に偏向するのではなく、感染してしてしまった方のメンタルケアは、医療従事者やカウンセラーだけでなく、

同じ被感染者同士で、その苦労や辛さを分かち合うことが、最も癒しになることの一つだと言えるでしょう。

最後まで、ご高覧いただきありがとうございました。


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