虐待親に謝罪を要求したが暖簾に布押しだったので思ってることを全部書く


18歳で家を出るまで父親に虐待されていました。謝罪を要求したところ「自分がしたことの重大さを理解できない」様子で、断絶が決定的なものになったので全部書きます。

虐待の詳細

ここからセンシティブな話題になりますので、ご注意ください。



<父親スペック>


・ド田舎の長男、祖父母と同居(もうお分かりいただけますね)
・酒・たばこは必須アイテム
・趣味に湯水のように金を使う
・怒るとすぐ怒鳴る、不機嫌でコントロールする

<自分>


・姉妹の長女

<されたこと一覧>


・殴る、蹴る
・笑いながら首を絞める
・日常的に「ブス」「デブ」と言う(そのくせおしゃれ・化粧をすると執拗にバカにしてくる)
・風呂を覗く
・胸・股間を触る
・「体を触るぞ」と脅す
・キスする(頬・口に)
・自分の性器を見せる
・ひげじょりじょり
・ノックをしないで部屋に入る


・上記のことを「やめて」と言ってもやめない
・「かわいいからやってるんだ」「セクハラじゃない」「誰が食わせてやってると思ってるんだ」が口癖


以上です。
なお、成人してやむを得ず帰省したときも上記のことは普通にされます(さすがに無視したり、抵抗できるようになったので)。そして母親へのモラハラも日常茶飯事です。本気で止めてくれなかった母のことも恨んでますが、母も被害者なのでいまいち責めきれません。
子供の頃はされていたことが虐待だと気づかず、大学のジェンダーの授業をきっかけに気づき、たまに思い出されてはしんどい思いをしています。

では、妹へはどうだったのか?


彼女は気が強いタイプだったので父親の攻撃に反発していました。抵抗されるのが面白くないのか、次第に父は妹には手を出さなくなり、ターゲットは私に移りました。


謝罪を要求するきっかけ


先日、電話口で卑猥なことを言われた際、ついに堪忍袋の緒が切れてしまいました。「今までされてきたことがずっと嫌で心の傷になっている。謝ってほしい」と言いました。すると父はまたしても「これはセクハラじゃない。コミュニケーションだ」と訳の分からないことを言い、大喧嘩になりました。何を言っても父は自分のした行為が性的虐待だとわからない様子で、最終的には「俺は悪いと思ってないよ。でも謝ってほしいんだろ? じゃあ謝るよ。悪かった!」と怒鳴られ、電話を一方的に切られました。

その後、顛末を母に報告し、もう我慢できない旨を伝えたところ、母が説得したのか、父から「勝手に可愛い娘と思って、ちょっかい出してた事が、セクハラと受け止められていたようで、大変申し訳なかった。(原文ママ)」というメールがきました。謝罪はしてくれましたが、「私が過剰に反応しているだけ」のような責めるニュアンスがあるような気がするし、謝罪も本心かもわからないし、未だに返信できていません。

今思うと、行為そのものより嫌だと言ってもやめてくれない、「自分の気持ち蔑ろにされている、何を言っても無駄なこと」ことが何より嫌でした。この絶望がわかりますか? 父親の気持ち>私の気持ちで、「私は一生この人のおもちゃなんだな」と思いました。


反論タイム


「お父さんも寂しかったんだよ」と思う人へ


子は親の所有物ではありません。「相手が嫌だと感じることはしない」というのは幼稚園児の子にも教えることですし、幼稚園の子も守っていることです。父はハッキリ言って幼稚園児以下です。親の考えが何より優先される、のような儒教的な考えが何より嫌いです。


「誰が食わせてやってると思ってるんだ」と思う人へ


子の養育は親の義務です。私がコウノトリで運ばれてきた子だと思うのですか? 違います。父と私は血のつながった親子であり、父と母の意志のもとに生まれてきた子です。デカい面をする理由はどこにもありません。そして父がしていることは虐待です。

「それくらい許してやれ、もっとつらい思いをしている人もいる」と思う人へ


そもそも辛さは人と比べるものではありません。嫌だと思う度合いは人それぞれです。常に自分のプライバシーのない状態で、自尊心が傷つけられていたのに、家出しなかった、グレなかったことをほめてほしいくらいです。


思い返せば、学生の頃「学校でこんなことがあって辛かった」と両親に話した時も、「しょうがないから諦めなさい」と正論でしか返されず、私の気持ちをきちんと受け止めてもらったり、共感してもらえませんでした。先日は、ポロッと「転職を考えている」と言っただけなのに「うちにはお金が無いんだからね」と返され、突き放されたような気持ちになりました。援助して欲しいなんて一言も言っていないのに。「この人たちに何を言っても無駄なんだな」という無念さだけが、心の中にずっとあります。


虐待についての自分の気持ちを伝えた結果、やはり「何を言っても無駄だった」ことが証明されたため、完全に諦めがついたようにも思います。ただ、虐待を受けていた過去は変えられず、灰色の子供時代への無念さがぬぐえません。虐待のない親に生まれた人が羨ましくてたまらないのです。
常に「うちには金がない」と怒鳴られて抑圧されてきました。実際、大学の学費を出してくれなかったり、歯科矯正を受けさせてくれなかったり、思うことは色々ありますが、そこはもう仕方ないかなと思うしかありません。


虐待された結果


男性不信、とはいかないまでも、恋愛対象として男性を見れなくなりました。好意を持ってくれる男性がいても、男性の体というだけで身構えます。その男性は悪くないので申し訳ないと思うと同時に、関係が浅いうちに無理やり行為に及ぼうとしてくる男性もいたので「やっぱり男って無理だな」ということを再確認したりしました。


一人で生きてこざるを得なかったのに、強いね、みたいに言われるとモヤモヤする。私だって親を信頼して、誰かに頼って、生きてみたかったよ。親孝行したいと思える親が欲しかった。お盆やお正月のたびに「実家帰らないの?」と聞かれるのがストレスでしかないし、普通の人には「長期休みのたびに帰りたいと思える実家がある」のが羨ましい。


次に父親に会うときは、父親の葬式だと思います。もう一生会いたくない。

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