子供の関心事
おはようございます☀
最近、「嫌われる勇気」というアドラー心理学の本を久々に読み返してみました。
本というのは、一度読んだだけでは気づけない,分からないことがたくさんあるものですね!
また「読書」というものが好きになりました♪
今日はそんな「読んだ本」からのお話。
1.ゲームは悪?
みなさん、ゲームはよくプレイしますか?
ゲームって、楽しいですよね♪
でもゲームをしすぎていると、
学校から怒られ、先生から怒られ、親から怒られる。
「ゲームばっかりしてないで、勉強しなさい!」
こんな一言を聞いたことはないでしょうか?
僕も子供の頃によく言われました。
楽しいから続けちゃう。
「どうしてもここまでは…!」というところまでやりたくなる。
今思えば、やめられない,止まらない…でした笑
同時に「何でゲームはいけないんだろう?」
と今更ながら思うことが多々あります。
ゲームの中で言葉を覚えたり、計算をしたり、
知らない知識を知ることができる。
コミュニケーションも学べる。
ゲームとは子供にとっての仕事であり、
社会を学ぶ場の1つなのだと思います。
ある調査で、ゲームをする人の方が
ゲームをしない人よりも成績が良いというデータがあるほどです。
そこに悪があるとするなら、それは
・生活に悪影響が出るほど長時間やる
・画面を見続けるので、目が悪くなる
の2点のみです。
ここで言う生活に悪影響というのは、
・家族との団欒の時間に1人でゲームをする
(家族との会話が減る)
・寝る時間が遅くなる
・睡眠の質を下げる
・他のことをする時間を大幅に減らしてしまう
というのを指します。
この悪影響をしっかりと子供が理解した上で
それを最小限になるよう留めながらゲームをすれば、ゲームはむしろ脳にも勉強にも将来にも役立つツールになります。
2.やる気を引き出す方法(?)
ではどうすれば子供は「ゲームの悪影響」を理解し、日常生活での「やるべきこと(勉強や適度な運動など)」をするのか?
そのためにはいくつかのステップがあります。
①「子供のやっていること」に興味を示す
まずはゲームや勉強,遊び,スポーツなど、子供がやっていることに興味を示しましょう。
そして、もしできればそれを一緒になってチャレンジしてみましょう。
実は子供は自分のやっていることを「親」や「周りの人」にもやってほしいと思っています。
それは人間の持つ「共感したい」という気持ちです。
特に一番身近にいる大人「親」には一番共感してほしいと感じています。
(その次に学校の友達,先生でしょう)
だからその共感をしっかりと受け止めてあげて下さい。
ただし、少し注意があります。
「やってあげる」のではなく、「やってみる」こと。
これには大きな違いがあります。
「やってあげる」のは、「その子のために」ですが、「やってみる」は「自分が挑戦してみる」ことです。
この後に登場しますが、「子供も1人の人間」です。その「1人の人間」が興味を示すことに、「どんな面白さなんだろう?」というチャレンジ精神でやってみてください。
②「子供にやっていること」の「良いところ」と「悪いところ」を教えてあげる
子供も、1人の人間です。
でも「1人の人間」の中でも、まだ未熟です。
未熟とは、「まだ知らない知識がたくさんある」
「良い悪いの判断がわからない」ということです。
子供のやっていることや興味があることを実際にやってみて、経験のある、成熟した「親」から
「良いところ」「悪いところ」を見つけて、それを教えてあげてください。
これはただ単に
「これは良い」「これはいけない」と言うよりも「やってみた後で言う」ことの方がはるかに効果があります。
なぜなら、子供は大人が思っている以上に
「人」をしっかり見ているからです。
子供は周りの人の感情の変化や矛盾,行動に敏感です。
「なぜこうしたのか」「なぜこう思ったのか」
「なぜこう言ったのか」
子供の頭には「なぜ」がたくさんあります。
それは未熟だからこそ、それを自覚し
「知ろう」としているからです。
「良いものと悪いものを不思議な基準で決められる」
「やったこともないのにダメと言われる」
「理由が欲しいけど、とりあえず禁止される」
これらは子供の思考の発達を妨げ、
自分で考えることを減らしていくことに繋がります。
だから、子供のやっていることを一緒にやってみて、それからじっくり判断して、
「これは良いことだよ」
「これはいけないよ」
と新しく教えてあげることが重要になってくるのです。
③「やっていること」がより楽しくなる道を探してあげる
「ゲームが楽しい!」(子)
「でも勉強して欲しい…」(親)
これを一気に解決する方法があります。
それは
「ゲームをより楽しくするために勉強を提案すること」です。
ゲームはやり続ければ、上達します。
でもそれだとかなりの時間をゲームに使い、
生活への影響が出てしまいます。
そこで普通にゲームをやるよりも、
ゲームの時間を短縮でき、さらには
ゲームも上達し、他に楽しいことも生まれる。
そういった魔法のようなものがあります。
それは学問です。
いわゆる勉強ですね笑
ゲームは楽しいけれど、やはり脳の発達には少し時間がかかります。
それはゲームの極端性が原因です。
「極端に数字が多い」
「極端に動きが多い」
「極端に言葉が多い」
ゲームは楽しめるように上手く作られています。
その中にはある一方向の能力に特化した部分があるからでしょう。
そこがそのゲームの楽しいところであり、
それをプレイし続けることでその能力は飛躍的に上がるでしょう。
でもそれ以外の能力はなかなかあがりません。
でも実は、ゲームは色んな能力を持っていた方が
はるかにスムーズに進むし、楽しくなります。
では「色んな能力」というのは何なのか?
どうやって身につけるのか?
それが勉強(特に算数,国語)です。
他の科目ももちろん、役に立ちます。
歴史物ゲームなら、社会をしていると話がスッと入ってきますし、色や植物,動物,食べ物に関する内容がゲームに出ると、理科の知識は役に立ちます。
でも圧倒的に使うのは
国語,算数でしょう。
文章を読む,計算をする。
これはゲームの中でも登場します。
計算は特にゲームをする上ですごく重要です。
ゲーム攻略などのサイトを見ると、
文章をしっかり読まないと攻略が理解できませんし、計算(逆算)しないとスタミナやパラメータといったゲーム内の数的要素は処理できません。
また、英語も重要です。
意味が分かるだけでも、文章をスムーズに読み、楽しさは増します。
ここまでゲームには勉強が必要であり、
勉強がゲームをより面白くするという話をしてきましたが、ここからが重要です。
子供の周りで一番身近にいる大人。「親」がそれを一緒になって探すということです。
「そんな時間ない…」
「考えたくない!」
と思われる方もいるかと思いますが、
それは子供を1人の人間として見ていないことになります。
子供がやっていること、それは「子供の仕事」です。それを手助けしたり、援助する。それが親の役目であるなら、まずは子供の気持ちを一緒になって理解し、一緒に考えることです。
先程も記した通り、子供はよく見ています。
「そんなところも!?」というほどよく見ています。
もしも親が考えることを放棄していたら、
子供はどう思うでしょう?
自分も考えなくていいんだ。という考えが芽生えませんか?
だって、一番見本となる大人がそうしているのですから。
3.全ての人が1人の人間
子供も大人も、大前提として
「1人の人間」です。
違いはただ1つ。知識や判断基準があるかないかです。
それを教え、考える材料を与える。
それが大人の仕事です。
子供を子供として捉えるのではなく
子供も1人の人間として捉える
(子供を大人と同じに扱えというのではありません)
1人の人間ならば、こうであるべき。
と、尊重して接してください。
4.最後に
今日はたくさんの大人の方へ向けて
教育の観点から話をしました。
僕もまだまだ知らないこと、分からない考え方がたくさんあります。
それを少しずつ消化して身につけていきたいと思います。
もし、自分の子供に「決めつけ」をしてしまっているかも…というお父さんお母さんがいたら、今一度、考えてみてくださいね。
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