考えるということ

こんにちは!
皆さんは日頃、考えていますか?

・今日の夜ご飯を考える
・勉強で問題をとくために考える
・試合で勝つ方法を考える
・上司に叱られない方法を考える
・売り上げを伸ばす方法を考える
・喧嘩の原因を考える
・仲直りする方法を考える
・告白する方法を考える

人はたくさんのことを日々考えていると思います。
けどそもそも「考える」って何なのでしょう?
僕の場合、生徒から
「考えたけど分かりませんでした」
というフレーズをよく聞きます。
会社勤めの方は
「ちゃんと考えろ!」
と上司によく言われる人がいます。

「考えれば分かるじゃん」
「ちゃんと考えて」

という言葉もよく聞きます。

果たして考える側は、ちゃんと
「考える」とはどういうことなのか分かっているのでしょうか?

「考えろ」という側は
「何を考えてほしいのか?」
「何をして欲しいのか?」
ちゃんと伝わっているのでしょうか?

今回は「考える」ということについて詳しく掘り下げていきたいと思います。

1.「考える」は集合体

考えるというのは、いくつかの行動をまとめたものだと僕は思います。
ある問題が出て
(勉強の問題,会社の問題,人間関係の問題)
それを解決させるために考える。
それは

・解決のための情報を探す
・既に知っている情報を思い出す
・情報をまとめる
・情報と今までの経験からヒントを思いつく
・ヒントから答えを導く
・その答えが問題に矛盾していないか確認する

もっとたくさんあると思いますが、
端的にまとめるとこのような作業でしょう。

「考える」とは
これらの複数の作業をひとまとまりにして
「考える」と呼んでいるのです。


2.考えるとはTPOで変化する

考えるということが集合体ということは、

場合によっては「決めること」
場合によっては「答えること」
場合によっては「探すこと」
場合によっては「行うこと」
場合によっては「話すこと」
場合によっては「聞くこと」

に代わるのです。
例えば、問題が先に進まない生徒がいたとして、
この生徒に先生が「ちゃんと考えて!」と言ったとします。
この時、生徒がぼーっとしてたら
問題を解くという行為を「行うこと」になります。
生徒が分からなくて止まっていたら
ヒントを誰かに「聞くこと」になります。
生徒が調べる学習をしているのなら
必要な情報を「探すこと」になります。

会社で例えるなら
上司が部下の作成した書類を
「ちゃんと考えてよ」と言って突き返したとします。
この時、上司は
「誤字やミスがないか確認してよ」の意味だったかもしれないし、
「この案だと甘いからもっと探してよ」の意味かもしれないし、
「内容が浅いから色んな人から意見を集めてよ」の意味かもしれません。

「考える」という言葉は
色んな別の言葉に七変化する言葉なのです。


3.「考える」を使いこなそう

では、「考える」はどのように使うと効果的なのか?
それは以下の2点です。

・複数の行動を促したい時
・「考える」という言葉について自分の答えを探して欲しい時

前述した通り、「考える」には複数の意味が込められています。だから文字通り、複数の行動を込めた言葉で相手に伝えたい場合にはおすすめです。
ただし、1つ注意。
相手がそれを理解している時に限ること。
相手がわかっていないと「結局何をすればいいんだよ!」と、気持ちのすれ違いが起きてしまいますので。

また、考えるとはどういうことなのかを相手に知って欲しい時にも「考えて」という言葉を使うべき時だと思います。


4.最後に

今日は皆さんがよく使うけど
実はしっかりと分かって使えてない

「考える」

という言葉について話してきました。

・考えるとは色んな言葉の集まり
・「考える」を使う時はその特徴を把握した上で上手く使うとより良い作業が行える

今後もこの「考える」については
さらに話を展開していく予定なので、
次の機会をお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?