日常定期便　その３

もう今日も夕方になっている。まだ空は青空で、とてもいい天気の一日だった。ずっと部屋の中にいて、いい天気を満喫することはできなかった。

ちょっと外に出た時の日差しの強さには圧倒されてしまった。もう真夏のような日差しだなぁと思った。それくらいに強い日差しだった。

だんだんと日が落ちてきて、空の青には赤や黄の色味が入ってくる。青い空と白い雲にも、そういう色味が入ってくる。

油絵を描く時、そういう色味を見ていく。白に入っている黒や黄色、オレンジや赤。そういう色をちょっと入れるだけで、感じが変わる。

移動の電車の車窓には、日が差している。もうだんだんと日が落ちてきている、そんな光の具合を感じた。ふと眠りに入った。

１日の活動限界。この後のための充電。短時間でも、眠って記憶を飛ばすことができると、頭の中がすっきりする。

お腹はなんだか膨れている。小麦粉を取ると、その量が少し多いと起こる。外で食べるものは、バリエーションが少ない。

そんなに量を必要としてはいないのだけど、適当なものを摂取することができない。やむなく食べると、今のような状態になる。

同じことを繰り返している。そんな構造の中にいることを確認する。ふと鏡を見ると、髪の毛が伸びてきていることを認識する。

数日前に人に指摘されていたのだけど、その時にはそんなことないのではと思っていた。改めて見ると、そこそこ伸びてはきている。

身体は筋肉痛になっている。テニスによるものと、ギターの手の使い方、指の動かし方を意識的にしたらなった筋肉痛とが共存している。

力の入れ方、動かす順番は、特定の順序でしかやっていないことを痛感する。明らかに不自然さが動きの中に現れて、ぎこちない。

やったことないのだから、しょうがない。とにかく何度も何度も繰り返し、動かしていくしかない。意識的に動かして、使っていなかった回路をつなげていく。

少しでも毎日意識して、動かすをやっていくこと。目に見えるような変化はなくても、ある時にふとできるようになったり、滑らかさを獲得する。

ようやく気持ちが落ち着いた。立ち止まって、ちょっと座って、一息ついている。内側に、自分の今の感じに意識を向けていく。

(続く)