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僕がどうしても捨てられないモノ

僕がどうしても捨てられないモノは、ノートです。就職活動の頃から持ち始めたノート。初めは小さなメモ帳でしたが、就職活動がひと段落する頃には通常の大学ノートサイズにしました。

ノートを取り始めたきっかけは、サークルの先輩が、「就職活動の時、ノートを持っていろいろ書き溜めるといいよ!」という言葉を聞いて、「ノートを持とう。」と瞬間的に思ったためでした。

初めは就活用として、企業の説明会に行った時にメモを取ったり、自分自身が説明会で思ったことや感想、自己分析など、その時に思い浮かんだことを書き溜めていきました。

通し番号をふった小さなノートは、7〜8冊になったと思います。その後、ノートに書くことが習慣化して、大学ノートに替えてからも新たな通し番号をふって、どこか何かに出かける時には、常に持ち歩くようになりました。

もうすぐなくなりそうな時には、次のノートも合わせてリュックに入れていました。ボールペンや鉛筆、カッター、消しゴムなどの筆記用具も一緒に持ち歩いていました。当時は、毎年追加するタイプの手帳も持っていました。

ノートには、イベントやセミナーで聞いた話をメモったり、関わっている環境NGOの定例の会議での話し合ったことを書いたり、自分にとってそのノートはその日の議事録的な役割を果たしていました。

基本的には文字を書くことが多いのですが、無地のノートは、図とか何か絵を書く時にも、なんの制約もなく自由に描くことができるのがいいです。ノートの大きさの制約はあるので、絵となると描ける限界はありますが。

ノートをとる時には、必ず左上にタイトルをつけて、右上には日付を書きました。当時持っていた手帳のカレンダーの予定とリンクするようになっていて、カレンダーを見て日付を確認すると、ノートの内容にたどり着けます。

表紙には、書き始めた日付と書き終わった日付を書くようにしていました。また、新しいノートが始まる時、思ったことや何か抱負的なことだったり、その時の自分の感じたり考えていることを書くようになりました。

表紙には、通し番号もつけて、文章を書いた周辺には、草のようなその時の感じで、装飾したりしていました。表紙は毎回こだわっていて、その1冊が自分だけのノートとして、ただ使うよりも愛着を持って使っていました。

スタンプを集めるのも小さい頃から好きで、どこか行った先で目にするとノートを出して、表紙の裏面に押しました。ノートがいろいろな機能を果たしていました。ノートは7〜8年くらい続けていたと思います。

そして101冊目を迎えた時にノートは一度やめました。ノートに書く内容が特定の場でのことになってきて、とる意味がなくなってきたのと、ノートの冊数を意識している自分に気づいたからでした。それが一番大きかったです。

そもそもスマホのメモ帳だったり、Googleカレンダーだったり、PCやスマホでのクラウド上でのデータ管理に自分自身のスタイルが移行していく中で、ノートの役割、意味合いが変わってきたことも大きかったです。

しばらくはノートを持つことをやめていましたが、外に出ている時にふと思い浮かんだことや、ちょっと時間がある時に何かについて考えたり書き出したいことがある時にないのが嫌で、無地ノートを持つようになっています。

1ヶ月に1冊ペースだったノートの使用が、最近では数ヶ月、半年に一冊くらいのペースに変わっています。何から何までメモしていた時期もあったのですが、最近はメモする量はかなり減っています。

ノートとの関係は変わってきていますが、PCで文章を書くのとは違った良さがあります。ノートに書く時の時間感覚は、頭に浮かぶことよりもゆっくりで、PCで書くよりもゆったりな時間と共に存在しているように思います。

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