禁酒して8ヶ月で得たもの5つと、失ったもの5つを書こうと思ったけど、失ったものは全然なかったという話
昨年禁酒して、今日でちょうど8ヶ月。なんだか最早、飲もうとも思わない自分がいる。ものすごい酒飲みではなかったけどまあ人並みくらいには飲んでいた自分の生活がどう変わったか、書き出してみたい。
得たもの(取り戻したもの)5つ
・スッキリした目覚めと朝の時間
もはやあの二日酔いのダルさは思い出せない。それに伴う後悔と自責の念は失って久しい。
・記憶
飲み会の席には未だにちょくちょく出席するのだけど、話したことを当然のようにはっきり覚えている。飲むと性格が変わる人をたくさん観察できるようになった。
・体調
お酒を飲まないので、必然的に味の濃いものも摂取量が減る。食べ物に割けるお金が多くなったことで食のレベルが上った感もある。
・新たな知識(本を読む時間)
本、限らずWebもたくさん読むようになった。帰宅途中や通勤途中も頭がはっきりしているので、知識欲の赴くままに活動できる。
・お金
まず飲み屋を選択しなくなった。夕飯の単価もいって2000円。人と飲みに行っても烏龍茶ばかり飲んでいるので相手が多めに払ってくれることもしばしば。
失ったもの5つ…と思ったけど3つくらいしかなかった
・女の子を口説く機会
酒に頼るなと言われればそれまでだが、勢いはたしかになくなった。まあお酒飲まない女の子と仲良くなっただけなので問題ない。
・仕事の飲み会で周りの本音を聞く機会
そもそも飲み会に行く機会自体が減ったので確かに同僚の本音を聞くことは少なくなったように思う。でも実際に飲み会に行くと飲むやつは勝手にしゃべるので、自分が飲む必要はないことに気がついた。
・日本酒の美味しいお店に行く機会
割と日本酒が好きで、以前通っていたお店はあったのだが、お酒を中心としたお店には行かなくなってしまった。マスター、申し訳ない。
一般的に言われる不都合に対する検証
・上司やお客様先とのコミュニケーションに不都合が生じる?
→理解してくれる。仕事に集中するために辞めたんです、と正直に言うだけでことは足りる。それでも強要するような人がいたとしたら酒に限らずおかしな話なので、その職場は辞めたほうがいいと思う。
・酒は百薬の長だから、ちょっとくらい飲んだほうが健康にいい
→そうなのかもしれないけど、飲まないほうがすこぶる体調がいいので、僕にとってはコスパが悪すぎる薬だと思う。酒飲みの言い訳、もしくは酒造メーカーのプロパガンダなんじゃないか説が有力。
ほんとうの意味で失ったもの
頭を捻ってみたけど、特になし。運動の後の「ビールが美味い!」というアレがなくなったと思ったりしたけど、ぶっちゃけ麦茶でいい。
別にお酒が嫌いなわけじゃないし、飲む人を否定するわけじゃない。僕も漫画に投ずる時間だけは削れない。趣味の問題だと思う。でも筋トレしたほうがモテるし勉強したほうがよい時間投資だと信ずるので選択しただけだ。モテも儲けも必要ない段階まで達したら、その後は良い高い酒を飲もうと思っている。
とはいえ、辞めてみてから冷静に日本の生活の場を見渡すと、酒の広告の多さと、スーパーのお酒売り場の広さに愕然とする。お酒を社会や酒造企業に「飲まされている」ということに気がついた。諸々辞めてみる、というのは結構見える世界が変わるよね。というお話。
今後も「若者のお酒離れ」は進むと予想している。
ついでにSNSもやめてみると時間が山のように増えるのでおすすめ。
海外移住する若者を唆す資金にします!