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自分は社会不適合者なのじゃないかと絶望する非モテが婚約に至るまでの話:その1

非モテの闇は深い。最近この感覚を久しぶりに思い出したので、かつての闇を少しだけさらけ出してみたいと思う。今非モテで苦しんでいる人に届けばいいなと思っている。

かつて、女性は僕の敵だった。ありとあらゆる女性は僕のことを蔑んでいるんじゃないかと錯覚していたし、それが自意識過剰なだけということにも気がつかない。女性というものを理解しようともせずに、いつまでもよくある厨二病を抱えて生きていた。30年以上そうだった。世間のみんなが知っているような「人を愛する」という思いを味わう経験なんて、もう僕には一生訪れないのかなと。

小学校では運動ができる方じゃなかった。中学校で運動部に入ってスクールカーストでは上位に入ったつもりでいたものの、「モテる」という概念とは程遠く、何故か高かったプライドの高さも相まって、行為を寄せてくれていた女子をバレンタインデーに無下にする始末。高校では好きな女の子に、今思えばストーカーまがいの行為の寄せ方をしており、あれは純心ゆえだったとしても良くなかったなあ、と思う。2つ上の先輩とのちょっとした恋みたいなものもあったけど成就せず。

大学に至って、ダンスサークルに入ったものの、まともに女性と付き合ったことがないと変に高校生に手を出したり、これまたサークルの先輩とデートに行ったりしても作法がわからずに長期的な関係を築けない始末。大学ではすでに童貞ではなかったが、ここに至ってもまだ高望みし、女性の素晴らしさみたいなものには時間を割かずに、ゲームとアニメにハマって無為に時間を過ごしていた。

社会人になってからも、忙しさにかまけて女性について考えることをしなかったし、ちょっとしたチャンスなんかも自分から棒に振っていた。今思えば多少脈アリのサインを受け取りつつも、その女性に恥を欠かせる始末。

社会人に至るまで、一人だけなんとなく2ヶ月くらい付き合った女性はいたけれど、他は数回のデート以上には発展しなかった。相手への気遣いと想像力が足りなかったのが原因だということは今思えば明白だ。恥を知れ。偉そうなことを言っていた当時の自分に言ってやりたい。

女性にモテることに憧れつつも、いつかきっと「ありのままの自分」を受け入れてくれる女性が現れると妄想し続けていたのだろうなと思う。そして歳を重ねるごとに周りは結婚したり、彼女と幸せそうにしている友だちや世間を見るにつけ、家族からもいつ結婚するんだ?と言われるようになって、非モテをこじらせた自分は、一生女性と結婚をするような関係を持つことには至らないサイコパスなんだろうな、と思うに至る。

それでも諦めきれない自分は、とあるきっかけで見つけた金融日記に発した「恋愛工学」に藁にもすがる思いで傾倒していくことになる。

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とりあえず、今日はここまで。書いていて結構恥ずかしいので結局細かなところは端折ってしまったし、本当に辛い極度の非モテから見たら、そんなに不幸な境遇にも見えないだろうけど。非モテにもいろんなカテゴリがあると思っているので、せめて僕に似た境遇の非モテに役に立つような発信になればいいと思っている。なるべく一般的な非モテ克服に役立つように書こうとは思っているけれど。

過去の自分にメッセージが送れるとしたら、とにかく一人の女性とまず長期的な関係を築くためにありとあらゆる努力しろ、と言うだろう。どんな女性でも、自分を少しでも理解してくれるのならばありがたく受け取って、その女性に尽くせと。それはどんな本を読むよりも、人間を理解するために有用だし、人生を豊かにする。人間の生きる意味みたいなものを考えてウジウジ悩む暇があったら、女性に好かれるための研究と行動をしろと言ってやりたい。

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