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トルコで引っ越しのために家探し・1

トルコに住みだしてから一度引っ越しを経験した。

日本に住んでいるときも、学生時代と社会人になってからと何度か引っ越しをし、その時は住みたい街の不動産屋さんに行って家を紹介してもらい、その中から住む家を決めた。

トルコでも不動産屋さんがあちこちに「たくさん」ある。しかし、初めての家探しは直接不動産屋さんに行かずに、住みたい地域で空き家がないか「歩いて」探した。

アパートの中に空き家があれば、「KİRALIK」(キラルック・賃貸)、 または「 SATILIK」(サトルック・売家)、と”窓”に紙が貼ってあり、その紙には不動産屋さんの名前と電話番号が書いてあるものと、貸主さんの電話番号が書いてあるものと2パターンある。

例えばこんな風に、

*「KİRALIK」(キラルック・賃貸)・EGE不動産・tel××××-×××-××××

⋆「KİRALIK」(キラルック・賃貸)・貸主より・tel××××-×××-××××

歩いて家を探す目的は、貸主さんから出ている「KİRALIK」(キラルック・賃貸)の家。不動産屋さんを通すと「仲介料」が必要だが、貸主さんから直接募集がでているものには「仲介料」がいらない。

友達に手伝ってもらいながらあちこち歩き回って探す。範囲は子供の小学校の校区内。

慣れない家探しは(体力的に)大変だったけど、もともと、家を見るのが好きなので楽しかった。気になる家があれば電話をかけて、貸主さんに来てもらい家の中を見せてもらうの繰り返し。貸主さんから募集が出ている家だけでは数に限りがあるので、たまに不動産屋さんにも電話を掛ける。

初めは遠慮気味に電話を掛けて家の中を見せてもらう約束をしていたが、だんだん面白くなってきて、「こっちの家も電話して見せてもらおう!!」「あっちも!!」と、どんどん電話を掛けていろんな家を見学した。

アパートの四階、五階・・・と上の方の階の家は電話番号が見えづらい。携帯を駆使して(?)電話番号の写真を撮って、それを拡大して電話番号を手に入れる。

トルコでは一軒家ではなく、アパートに住むのが一般的だ。アパート一棟で家族や親戚の身内で住んでいるところも少なくない。またアパート内の一つの家を家族や親戚で所有し、家賃収入をみんなで分けていたりする。中には、今所有している家を売りたい人と、そのまま賃貸で所有していたい人がいたりして身内でもめて複雑な一族も。お金が絡んでくると何かと問題が起こるものだ。

この家探しのお話はまだまだ続くので、しばらくお付き合いいただけると嬉しい。


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