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花火はないが夏はいい

夏の違い

夏の夜は20時、21時くらいから「涼」をを求めて散歩に出掛ける人々が増える。

トルコの夏の夜は、日本に比べて過ごしやすい。虫も少なく、日本でよく見かける街頭にたくさんの虫、お店の明かりに虫、虫、虫がないのだ。日本で見られる夏の風物詩?に出合わなくてすむ。その代わりハエは多い。日本のハエ取グッズを販売したいくらいだ。

風がない日は暑くて「耐えられない!!」というときもあるが、日本のように湿度が高くないので、昼間でも外では日陰に入ると涼しく過ごせる。私は汗かきで、日本で5分も外を歩くと延々と汗が止まらなくなる。それは、涼みに入ったカフェでもしばらく続く。それがトルコでは汗はかくが、少し休憩すればすぐに汗が引く。それがとても嬉しいことだ。

夜の恒例

19時くらいからでも子供の友達から「公園に行こう!」とお誘いが来る。20時くらいまでは明るいので子供たちは十分遊べるのだ。それからだんだんと薄暗くなってくる。

もちろん親も一緒に行き、親同士は座っておしゃべりをして子供たちが遊ぶのを見ている。私たちは比較的早く22時くらいには家に帰るが、外の通りでは0時や1時になっても子供たちの声が聞こえている。ベランダでのおしゃべりは、2時、3時になっても続いている。

散歩好き、おしゃべり好きのトルコの人にとっては良い季節だ。冬になるとみんな家にこもっている。そして「早く夏が来ないかな」と。

花火について

トルコでは日本のように「夏は花火だ」というのがない。でも打ち上げ花火はある。これは季節に関係なく、何かの記念日やイベントのときにあげられる。残念ながら日本のように何万発も花火を上げることはない。そして、手持ちの花火もない。トルコの人たちが手持ち花火をすると、どんな反応をするのだろうか。最初は怖がるかもしれないが、きっと好きになるだろう。試してもらいたい。

​トルコでは

7月3日にトルコ西部のサカリヤ県ヘンデク市で花火工場が爆発する事件があった。爆発に責任があるとして、花火工場を運営する企業の代表取締役社長と2人の社員が逮捕された。この爆発で4人が死亡したほか、108人が負傷したという。

工場には当時、新型コロナウイルスの流行に伴うイベントの自粛などで売れ残った110トンもの花火があったとのこと。

日本では

新型コロナウイルスの影響で三密になれないため、7月24日に公益社団法人日本青年会議所が主催する「全国一斉花火プロジェクトーはじまりの花火」がありネット配信されていた。ニュースでは子供たちの喜ぶ声が聞こえていた。

二つとも花火関係のニュースだが、来年の夏にはどの国でもみんなが花火を楽しめるように新型コロナウイルスが終息していてほしいと願う。


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