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日常の話

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2020年7月の記事一覧

トルコの犠牲祭と日本のお盆

今年の犠牲祭(Kurban Bayramı・クルバンバイラム)は、7月31日から8月3日。犠牲祭は、信仰心の深いイスラム教徒が羊を神に捧げ祈るお祭りです。一年に一度、貧しい人たちのために羊肉を分け与えるというイスラム教の国では大事な行事です。以前は犠牲祭では各家族で羊(または牛)を庭先でさばいていましたが、今は自分たちの家でしないようにと規制が入り、各家庭で自由にさばけないようになっています。 以前住んでいたアパートで牛をさばくのを見たことがありますが、家族、親戚総出で取り

それでも道を尋ねられる

日本にいる頃、よく道を尋ねられた。思えば小学生のときから(田舎に住んでいたので道を尋ねれる大人が周りを歩いていなかったからかも)。でも、方向音痴なので道を尋ねられてもうまく説明することはできない。 自分が道に迷っているときにも尋ねられたことがある。「私も道に迷っているんです!!」と、そのときは言えず、「わかりません」とだけ言って終わりにした。「私も道に迷っているんです!!」と言うと、一緒に道に迷っているところから抜け出せたかもしれない。 トルコに来てからも何度か道を尋ねら

バスに乗るのは好きじゃない

子供が小さい頃、市バスに乗るとよく席を譲ってもらった。道が悪いし、運転も荒いので子供だけでも座ってくれないと自分も大変、支えきれないからいつも助かった。年配者や妊婦さん、子供連れが乗ってくると、ここトルコでは(田舎の方では)若い人でもすっと席を譲ってくれる。 一度、バスの運転手が乗客に 「誰と競争しているんだ?」と聞かれていたことがあった。何をそんなに急いでいるのか、市バスにしてはスピードを出していたのだ。運転手は「誰とも」と答えていたが、荒い運転に慣れているトルコの人でも

慣れてしまって季節を忘れてしまう今だけど

担任の先生に「冬のトマトは食べないで」と言われた私の子供。 トマトが大好きな私の子供は夏は毎日トマトを食べる。「今日はトマトを切らしている」と言うとがっかりする。たいてい食事の一番初めに嬉しそうにトマトを食べる。毎日、毎日、毎日。 夏のトマトは甘みがあって美味しい。サクサクっと切って何もつけずに食べるのがいい。 トルコではトマトを煮詰めて作る「Domates salçası」(ドマテスサルチャス)という調味料がある。日本人にとっては「味噌」を思い浮かべるとしっくりくるか

花火はないが夏はいい

夏の違い夏の夜は20時、21時くらいから「涼」をを求めて散歩に出掛ける人々が増える。 トルコの夏の夜は、日本に比べて過ごしやすい。虫も少なく、日本でよく見かける街頭にたくさんの虫、お店の明かりに虫、虫、虫がないのだ。日本で見られる夏の風物詩?に出合わなくてすむ。その代わりハエは多い。日本のハエ取グッズを販売したいくらいだ。 風がない日は暑くて「耐えられない!!」というときもあるが、日本のように湿度が高くないので、昼間でも外では日陰に入ると涼しく過ごせる。私は汗かきで、日本

夏はスイカが美味しすぎる

市場に行くと山積み、八百屋でも山積み。スーパーマーケットに行くと、学校の体育館にバスケットボールやバレーボールが入っている大きなボール収納カゴがあったと思いますが、どのスーパーマーケットにもそのようなカゴにスイカが山積みされています。更に、トラックに乗せてスイカ売りもやって来ます。10㎏くらいのスイカがごろごろと売られています。 日本のように「カットスイカ」など売られていません。スイカが欲しかったらまるまる一個買うしかないのです。 以前は、まるまる一個食べきるのに「多すぎ

料理上手な人たち

トルコの家庭料理は美味しい。 毎日食べるのには脂っこいですが、たまに同じアパートの方が料理を持ってきてくれていただきます。食べると、「やっぱり、美味しいな~。」と。 作り方を聞いたり、教えてもらったりするのですが、トルコのお母さんたちのようにできません。 教え方ですが、 1)一袋ドライイースト 2)水のコップで一杯の牛乳 3)水のコップで2杯の小麦粉 4)チャイのコップ(トルコで使われている紅茶を飲むときのコップ)で油を2杯 5)食事用のスプーンで砂糖2杯

トルコの暮らし

初めまして。 トルコ在住の"はま"と申します。 海外で生活をすると「考え方が変わる」とよく聞きますが、実際、変わります。 私は超頑固で、真面目で怖がりな性格ですが、たまに突拍子もないことをします。怖がりなのに勢いで海外生活を始めました。 トルコに来て8年が経とうとしていますが、まだまだ慣れないことは次々と起こり、対応にアタフタすることも多いです。しかし、改めて日本の良さを感じつつ、トルコのいい加減さにも心地よさを感じ始めました。何か問題があっても「Burası Tür