紅麹サプリの被害を喧伝する厚労省は意図的にコロナワクチン後の腎障害を隠蔽しようとしている(追記、菌名Penicillium.adametzioides に関する記述も)


うっかり見落としていたのだが、厚労省と大阪市対策本部が紅麹製品の『健康被害』を5月下旬に公表していたらしい。


で、元ネタを見てみたら、割といい加減な調査だった(笑)。

大阪市の報告、という形式である。
(「回収命令」を未だに正当化してる大阪市と厚労省は異常であるw回収命令権限者は、厚労大臣か知事だろう?)

https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000623/623660/ekigakuchousa2.pdf


概要としては、
・小林製薬のコールセンター宛てに連絡があった事例
・各保健所の相談窓口に連絡のあった事例
の合計(重複があるかどうかは不明)2638例、うち情報不足で除外588例の残り2050例を分析した、との事。


報告内容は、性別、年齢層、摂取開始時期~症状発症時期、医療機関受診の有無(入院有無、死亡)、摂取量(指定容量比)、併用健康食品(「医薬品」ではない)の有無、主な自覚症状、である。


まず、端的に第一印象を言うと、「被害の症例数」を多く見せたいだけの無駄で無意味な調査内容・結果となっている。

その理由として、重症度(報告書では重篤度となっている)の92%1877例が軽微(受診なし)と軽度だから、というものがある。

特に軽度の場合、医療機関の受診動機(たとえばコロナ感染とか、発熱でインフルエンザとか、報道を見て不安で、とか)が全く分からない。受診したなら、診断結果たる診断名が重要なはずが、その調査報告が全くない。つまり、被害を大きく見せたいという厚労省の意向を反映した公表だ、ということ。

不誠実な姿勢が顕著に分かるのは、少なくとも「当該企業が把握した事例数」と「保健所窓口で把握した事例数」を公開していない点だ。
マスコミ報道で大騒ぎすると、全く無関係の人であろうと相談件数が増加する傾向があるのは当然だから、だ。発症期間の数字はあるが、相談日の事例数が無いのも、その為だろう。


3月末時点では、入院157人、相談件数は2万件超だったでしょう?



その後、各地の保健所で窓口設置を実施して実態把握をしていった。


4月4日時点の消費者庁などの相談件数は、7日間で2979件、小林製薬が把握した入院件数は196件だった。今回の大阪市報告書の入院件数は169件(うち軽快退院103例、後遺障害66例)であり、減少分は保健所が聞き取り調査を実施困難だったか除外された例ということだろう。


こうして見ると、煽りまくった3月末の方が相談件数は多いが、大阪市の報告では報道ベースの数字より縮小している、ということだ。


更に信頼性の高いであろうことが期待される、「日本腎臓学会」の数字を見てみよう。以前の速報では47例の1例以外は全部 Fanconi 症候群だと言ってたが、5月時点ではそういうわけでもなさそうだ(笑)。



登録件数は増加し189症例、入院件数は不明だが腎生検は約半数の94例で実施、診断最多が尿細管間質性腎炎(43.5%)、尿細管壊死(28.3%)、尿細管障害(8.7%)で8割を占める。

この189例には、無症状者・腎機正常者も含まれるとの事である(恐らく、報道を見て不安になって受診、といった患者も登録された、ということか?)。


以前に当方が企業把握の死亡5人との公表で「年齢不詳1名」にどういう意味があるのかと問うた記事を書いたが、今回の大阪市報告でも除外されていた。デマ情報に近い可能性があったのではないか?



大阪市の保健所が最優先で実施すべきは、死亡者のカルテと死亡診断書などの「基礎となる資料」を調査することだ、と指摘しただろう?

今回の報告においても、死亡したとされる4例についての分析結果が一切ない。基礎疾患の有無、年齢階層さえ情報がない(直接死因が不明で何が分かるというのか)。つまり、因果関係の特定には結びつく情報が乏しいだろう、という可能性が濃くなる。


また、併用の「健康食品」の有無は数字を出しているのに、ワクチン接種の有無や常用乃至近年臨時使用の医薬品の併用情報は皆無である。Fanconi 症候群等腎障害の起因を調べる気がないとしか思えない(発症原因の多くが通常用いられる解熱鎮痛剤や胃薬などがあるのに、だぞ?)。

これも同様に不誠実な、因果関係を解明する気のない、紅麹製品の健康被害を「意図的に大きく見せたい」意図が透けて見えるのである。何より重要な点が一切検討されていない大阪市の公表内容では、何の役にも立たない。

せいぜいが、マスコミ報道で「煽動情報」として悪用することくらいしか理由がない。


もしも本当に紅麹サプリが起因となり健康被害が生じていたなら、専門医たる腎臓学会所属医師の元へ紹介転院する等の数は増えるはずだろう。だが、大阪市公表の2050例と比較して、日本腎臓学会公表の189例(無症状・正常機能者も含む)は断然少な過ぎる。


コロナ感染で重症化するんだ・人工呼吸器管理だECMOで大変なんだ、と煽る大学病院のネット感染症専門医の大声の割に、ECMO Netさまの登録件数との乖離が激しい、という謎現象と似てる気がしますね。

三流医師・医療機関が、コロナ対策費(医療上の補助金等)を稼ぐべく、軽症例をICUに入れるなどして、不当に症例数稼ぎ・診療報酬の加算点数稼ぎをやっていた可能性が窺われる、というのと同じ話ですね。

呼吸器専門医でもないのが、さも「重篤なコロナ患者治療だ」という体裁で、外来患者の減った分をコロナ入院という形で病院収入を荒稼ぎした、みたいなもんだ。

それを称して「医療逼迫だ」と国民を脅すのに利用してたのが、ネット医クラだわな。


4月4日時点で小林製薬のコールセンターに連絡があったのが196例だったものが、腎臓学会が5月公表分だと外来含む全例で189例、5月15日時点の大阪市データでは169例(うち軽快退院103例)、と減少しているのは、かなり誤解や不自然な報告が多かった、ということが窺われよう。

またしても、コロナワクチン接種後の腎障害の被害を隠蔽するべく、紅麹製品に濡れ衣を着せて責任転嫁を図ったようにしか見えない、という話である。


追加だが、

先に公表されていたプベルル酸の話にしても、腎機能障害をもたらす血中濃度については不明のままである。


唐突に厚労大臣に「因果関係が特定できた」かのように公表させたのも、汚い情報支配体制=マスコミ利用であろう。


必死でコロナワクチン被害を隠蔽に全力を挙げている連中の出す根拠は、信頼性が乏しいと言わざるを得ない。

記事から引用:

小林製薬の和歌山工場と大阪工場の両方に青カビが存在していたことが確認され、採取して培養したところ、被害が報告された製品からも検出されている「プベルル酸」がつくられたということです。
また、「プベルル酸」のほかに被害が報告された製品の原料ロットから検出された2種類の化合物は、「紅麹」からできる有用成分「モナコリンK」に青カビが混ざってできたものだと推定されるということです。
厚生労働省と研究所は、「工場内の青カビが培養段階で混入して、『プベルル酸』などの化合物がつくられたと推定される」と説明しました。

NHK関西記事-2024年5月28日


大阪市と厚労省が大阪工場に立入検査を実施したのは、24年3月30日だった。


この大阪工場は、23年12月末で閉鎖されていた。


ここで問題が生じる。
厚労省の配下である食品研究所は「大阪と和歌山で同じ青カビが検出」→培養したらプベルル酸を産生できたから因果関係が確定、という暴論だろ?

大阪工場から採取した青カビとは一体何か?

工場は23年12月に閉鎖後、24年3月30日の立入検査まで、一切使用されていなかったわけである。
それは何を意味するか?


採取した環境というのは、「ほぼ乾燥、無栄養」環境だった、ということだろ?

仮に、原材料の米などの糖類が微量残存していた可能性があっても、丸90日間の乾燥状態で追加の糖類が皆無なのだから、菌類(青カビ)が生存していられたかと言えば、ほぼ難しいのでは?


それは、閉鎖された大阪工場(問題とされた23年製造分のロットの供給工場)から採取されたとされる「青カビ」という厚労省&研究所の信憑性は相当疑わしい、ということを意味する。

だって、青カビさんだって、そんな過酷環境下では生存できないから、だ。たとえ残存菌類があったとて、残留してる栄養源を食い尽くすまで増殖できるかもしれないが、1か月もすると栄養が枯渇して全滅するだろう。


なのに、厚労省は「大阪工場から採取」した青カビ、と言った。それはほぼ「嘘」ということを意味する。工場廃墟の人工物だけの場所では、青カビさんの多くが生き延びることができないだろう。それは情報操作と無知な大衆を騙す為のインチキ情報である可能性が疑われる、ということさ。


追記(29日 11時頃):

実験結果を文書形式で公表しない厚労省の発表は、非常に胡散臭い。




中間報告であろうと、実験結果を概要だけでも簡単なレポートで書くことなんて、学生さんでも可能なはずだが?(笑)

それが一切ないのに、「プベルル酸で腎障害が起こった」とか記事に書かせるのは、あまりに不誠実だし不自然だろう?





学名を書いてくれ、と催促したら、書かれてたっぽい。つい数時間前までは発見できなかったのに、だ(笑)。すまんw








因みに、日本で発見されたペニシリウム属の類似菌は、プベルル酸を合成できる能力を有するかどうかは不明だが、発表の真菌とは別物である。



土壌中やブドウからしか検出されてない菌類は、多くの場合、空気中からは殆ど検出されないのでは?

ごく普通に、そこら中にある菌類なら、空気中からでも度々検出されるけど。

問題は、乾燥・栄養源ゼロの大阪工場と和歌山工場の至る所から「検体を採取」でき、同一性が検証されて「同じ菌株だ」と厚労省は言ったんでしょ?


それって、益々疑惑が濃くなったよね。
だって、韓国のブドウからしか検出されておらず、アジア圏の多くに分布していることが確認されてるわけでもない菌株が、日本の特定場所にのみ特別に存在していた、となると、人為的なテロ行為が疑わしくなるのでは?


更に追加:







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