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とりあえずの助言がピンチを救う

風邪をひきました。

喉は腫れているし、お腹もゴロゴロする。熱はないし食欲もあるので、お菓子をボリボリ食べながら(飲み込むのが痛いんだわ、これが)家の中でのんびりしています。

友人が「今は何もやるなってことだよ、寝てな!」と言ってくれて。なんだかそれが効いて、心安らかに過ごしています。


私たちは、つくづく「とりあえずの助言」なるものに助けられているな〜と思います。

以前、ソーシャルワーカーの先輩がこんな助言をしていました。鬱(うつ)でベッドから起きられなくなってしまった人に、電話で「お家の人に、お菓子と菓子パンをたくさん買ってきてもらってください」と。

ベッドの周りに、お菓子やパンを敷き詰めて。とりあえず手に取れるものを食べて生き延びようというわけです。


「病院行かなくていいですか?」と泣く彼女に、「行けるなら同行(一緒に病院に行くこと)しますけど。動けないなら、とりあえずお菓子を食べてしのぎましょう。1週間もすれば、調子が上がってくるから!」と。

私は隣で、「その助言、とりあえず感があっていいな〜」と。関係性があるからできる助言でもありますね。

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ピンチなときは、「とにかく、今どうしたらいいか教えてください!」って気持ちになりませんか?

失業したとき、失恋したとき、誰かをめちゃくちゃ怒らせたとき。商談が上手くいかなかったとき、身近な人が亡くなったとき、精神的に辛いとき・・・

心がまだぐちゃぐちゃだから、うまく言葉にできない。誰かに相談したとしても、何も解決しない。なぐさめてほしいわけでもない。でも、私、どうしたらいいの〜!みたいなとき。


ここで効くのが、とりあえずの助言。「とりあえず、今は◯◯しろ」寝ろでもいいし、好きなもの食えでもいい。カフェに行けとか、カラオケに行けとか、なんでもいいのです。

「とりあえず◯◯しな!落ち着いたら話聞くから!」という言葉はありがたい、なんだか素直に従ってしまう。そんな言葉を、私も意識して届けるようにしています。


そんなわけで、締め切りがいろいろある現在ですが、私も友人の言葉に従ってのんびりしているという話でした。皆さんも体に気をつけて!

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今回の記事も、ことばと広告さんに添削していただきました。
内容は変わっていないのに、文章を少し添削していただくと、驚くほど読みやすくなります。すごい技術。

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2024年のテーマは、やめるまで楽しむこと。手放すことを恐れず、その瞬間までを楽しめばいい。そんなハマダのこだわり記事はこちらに収めます。


ハマダユイ
ソーシャルワーカー12年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。

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