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毛ガニを買う

12月がやってきた。カニの季節だ。

毎年年越しは、カニを食べて過ごした。
北海道出身の祖父が、北海道のカニを送ってくれるのだった。

一人につき一杯。(カニは杯と数えるらしい)

2021年の毛ガニ(6人分大集合)


私の実家では年末に毛がにをむしゃむしゃ食べる。祖父に感謝しながら食べる。

ただ、その祖父が昨年他界した。涙ながらに「カニをありがとう…メロンをありがとう…」と親族が語りかける葬儀だった。

祖父の他界とともに「年末に毛ガニを食べる」という行為ができなくなった私。昨年の年末は夫が心配して毛ガニを二杯買って来てくれた。

2022年の毛ガニ


これは心がとても温かくなるカニだった。夫はカニ多分そこまで好きなわけではないんだけれど、私と一緒に一杯むしゃむしゃ食べてくれた。ありがとう〜。

そして、今年の12月は私が毛ガニを購入することにした。実は、自分のお金でカニを食べるのは初めて。カニというものは、私にとっては人が食べさせてくれるものだった。(夫は私に付き合い、またむしゃむしゃ食べてくれる予定)

さっき届いた2023年の毛ガニ。


毛ガニを一杯、年末に食べる。祖父を思い出しながら食べる。いい習慣。世界は愛でできていると思う時。

ちょっとお金がかかるけどね。

#おじいちゃんおばあちゃんへ

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2023年のテーマは洒洒落落。物事にとらわれず、さっぱりと生きたい。そんなハマダのこだわりレスな記事はこちらに収めます。


ハマダユイ
ソーシャルワーカー11年目。大学教員をやりながら、相談室バオバブで個別相談を受けている。精神疾患にまつわる悩み事、家族のこと、人間関係のこと、仕事のこと…。いろんな人と一緒に作戦会議を開く毎日。

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