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英語を話したかったハマチ


”英語を話せるってどういうこと?”


こんにちは、ハマチです!
突然ですが、皆さんは英語を話せますか?

最近では外国人観光客に遭遇することも多く、道を聞かれたりなんてこともありますよね。

その時にきちんと対応できるでしょうか?
ハマチ?ハマチは英語話せませんよ?ただ別に話せなくてもいいやって思っています。

おい、ハマチ!このnoteのタイトルは「英語を話したかったハマチ」じゃないか!話せなくてもいいやって舐めとんのか?!?と思ったあなた。

待って待って、「英語を話せるようになりたい」と思っているのは本当です。信じて!
小学生の時に英会話スクールに通ったり、勤め人になってからもTOEIC受けたり、英語の勉強したりしていました。
でも喋れるようになりません・・・。

そもそも「英語が話せる」ってどういう状態なんでしょうか?

どういう勉強をしたらいいんでしょうか?


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ハマチの会社は海外とも取引をしています。
なので海外にも拠点があるし、英語のメールや電話の対応もする必要があります。

加えて、TOEICで一定の点数を取っていないと、昇格試験を受けられなかったり、賞与を査定されたりします。

ハマチだってTOEIC勉強しましたよ。でもね・・・もう問題を見るのが苦痛です。英語勉強したくない・・・。

TOEICに関してはもう一切時間を使いたくない。他にやりたいことがある。
賞与査定されるのは嫌だけど、もうそれで済むなら全然構わない。
ソシャゲの課金アイテムを買っている気分。(借金返さなきゃいけないのに何言っているんだ!!)


仕事で英語をきちんと使うのは社内の一部の人だけです。

メールは翻訳ツールを使えばいいです。返信は今ならchatGPTさんにお願いすれば返信案を作ってもらえます。(もちろんそれを整えるためにある程度英語力が必要になりますが。)

電話に至っては誰に繋いで欲しいのか聞いてその人に電話を回す、不在なら携帯の番号を教える。担当者がわからなければ、要件を聞いて回す。どうしようもなければ、メールを送ってくれというか、英語を話せる人に回す。
こんなもんです。

難しい単語を知らなくても、文法がよくわからなくても対応できます。
必要なフレーズだけ知っていればなんとかなります。

一言二言なら覚えられるし、なんなら机にカンペを書いておけばいい。


仕事だけじゃなく、例えば街中で道を聞かれたり、困っている方の対応もできると思います。

なぜかというと、何を聞いてくるか大体想像できるからです。
道で困っている外国人に声をかけたら、「君は世界経済についてどう思うかね?」なんて聞かれないと思います。聞かれても困る。


改めて思います、「英語が話せる」ってどういう状態なんでしょうか?


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飲食店をやっている友人がいます。
料理がとても美味しいので、東京時代にハマチはよくそのお店に通っておりました。

そのお店の常連さんでドイツ人の男性がいます。名前はヨハン(仮名)。
初めて彼に会った時は大学生という立場でした。

ヨハンは日本語が話せません。ハマチはドイツ語も英語も話せません。

お店のオーナーである友人は英語が話せるので、たまに通訳してくれましたが、お店が忙しいとそういうわけにもいかないので、お互いカタコトの日本語と英語で話すことになります。

ヨハンは言いました。「アプリを使って日本語を勉強している」

そう言ってアプリの画面を見せてくれました。そこには漢字の部首名を選ぶ画面が出ていました。
ゲーム感覚で漢字を学べるゲームのようです。

「コレハ、”シンニョウ”・・・コレハ、”クサカンムリ”・・・」

おお・・・このドイツ人やるな・・・!!すげぇ・・・!
ハマチは純粋にそう思いました。

そこに、友人が口を挟みます。

「ヨハンさぁ!日本語が話せるようになりたいならそんなアプリじゃなくて、お店のお客さんと話せばいいのに!

ハマチはハッとしました。
漢字の部首を知っていても「日本語を話す」という点ではあまり役に立ちません。

いや、ウンチクという点では役に立つし、漢字に詳しいドイツ人というのも面白いかもしれません。
ただ、彼はどうも日本語でコミュニケーションを取りたいようでした。

その場合、漢字の部首を勉強することは良い手とは言えません。

漢字オタクになりたい人がやることです。

彼は手段と目的を間違えてしまっていました。


そもそも「英語が話せる」ってどういう状態なんでしょうか?
というか「言葉が話せる」ってどういうことなんでしょうか?

母国語である日本語ですら知らない言葉がたくさんあります。文法的に間違えて使っていることだってあります。
漢字の部首なんて知りません。

でも我々は不自由なくコミュニケーションを取れています。

「英語を話せるようになりたい」

これじゃダメです。

もっと具体的に、もっと解像度を上げなければ、どうアプローチしていいかわかりません。


「外国の観光客に日本の名所を案内したい」
名所ってどこのこと?東京だけ?全国?お城?お寺?

「英語で日常会話をできるようになりたい」
日常会話って何よ。医者の日常会話と主婦の日常会話は違うぜきっと。何を話すのよ。

「ハリーポッターを原文で読めるようになりたい」
英会話関係ないやん。アプリなんてやってないで、本屋に行って買ってきなさい。

最初から全部できないんだ。目標をしっかり定め、それに必要なところだけをやり、実際に使いながら、体験しながら少しずつできるようになっていく。

母国語ではない言語を習得するには、途方もないけどこれが近道なのかな、なんて考えています。

これって英語だけでなくあらゆることに言えるのではないでしょうか。


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実は、ヨハンとのことがあった直後は、このことに気がつけませんでした。

なぜ気がつけたかというと、猫山課長さんやSUNABACOを通じて、「手段と目的が異なるもの、混同してはいけないもの」だと学んだから。

ヨハンのことはすっかり忘れていた(薄情)
最近になってこのことを思い出した。

目的があるから、必要性がわかる。覚悟が決まる。
目的がないまま手段を決めては、手段が目的に化けてしまう。

だから、英語は仕事で必要になる最低限のものにして、他のことに時間を使うとハマチは決めました。

英語を話せるようになりたい。ですがそのビジョンの解像度はかなり低いので・・・
ご縁があれば、勉強する機会もあるでしょう。。。



しかしそう考えると、英語を話せる=TOEICとはならないのに、TOEIC受験を義務化しているハマチの会社がとてもバカに思えてきます。

でも・・・たぶんこれにはもう一つ狙いがあります。


TOEICは勉強さえすれば、コツを押さえれば点数が取れる資格です。
勉強さえすれば・・・。

日々机に向かっていれば達成できてしまうのです。

これが何を意味しているか。

勤め人は与えられた仕事をしながらも、日々関連業務に対する知識をアップデートしていかなければなりません。

会社から求められることだから、業務時間中に勉強できれば最高ですが、どう頑張ってもそういう訳にはいきません。

だから、業務時間外に時間を捻出して勉強する必要があります。

それすらできない奴は、昇格する資格なしです。会社に貢献できないから。

そういう狙いがあるんじゃないかとハマチは疑っています。

TOEICの基準を達成できなければ、「私は勉強のための時間すら捻出できないポンコツです」と周囲に言っているようなものです。


・・・・・・・


・・・・・・・うーん。

やっぱり英語勉強するかな・・・。



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