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世界大会を撮影して分かったこと

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こんにちは!Hama Showです! 

今日の結論は”対応力”。 
以下余談です。 

みなさまBATTLE OF THE YEARという大会をご存知でしょうか。 
30年以上前にドイツで始まった、ブレイクダンスの世界大会の一つで、ブレイクダンス界のワールドカップ的なイベントです。ここで世界一のCrew(=ブレイクダンスのチーム)が決まります。 

日本でもBATTLE OF THE YEAR JAPAN(日本予選)として大会が20年以上開催されており、勝てば日本代表としてドイツの決勝大会に行けます。 
 
その、ブレイクダンス界のワールドカップ、ブレイクダンスに携わる人なら誰しも知るような世界大会のFINAL、決勝大会が初めて日本で(てかアジア初で)開催されたんです。32年目にして初。場所は沖縄。 そんな大会に公式のフォトグラファーとして呼んでいただきました。


B-BOY・B-GIRLにとっても憧れの現場だとは思いますが、僕にとっても憧れの現場でした。なぜなら、LITTLE SHAOが来日し公式カメラマンとして現場に入るから。LITTLE SHAOと一緒にハマショーが撮影するからです。

LITTLE SHAO(左)とHama Show(右)

彼は間違いなく世界最高のダンスフォトグラファーの1人。LITTLE SHAOの写真を見て写真撮影を始めた僕としては、10年目にして大きな通過点を迎えました。いやー、SHAOはマジで凄かった。どんなところが凄かったか…それは僕に会った時に直接聞いてください。 
 
今日お話したいことはBATTLE OF THE YEARで感じたスチール撮影の日本との違い。 BATTLE OF THE YEAR(以下BOTY)は確かに憧れの凄い大会だったけど大変なことも多かった。日本のイベント進行・事前準備とは違うことも多かったので、ストレスも感じたけど、逆に言うとこれが国際標準なのだと、学べる機会だった。 
 
今日はそれをお話します。
 

①撮影指示書が無い

 ・日本では大型ダンスイベントには撮影指示書という「当日に何を撮るべきか」が書かれているものが用意されていることが多い。もしくは、それに類する指示が事前にある。 
・今回はそうした指示は日本側スタッフからのアナウンスのみ。あとは、フォトグラファーの経験とセンス。普段から撮影指示書があることに慣れず、マストなもの以外に、何を撮っておくとあとで喜ばれるか、自分で把握しておくといいぞ。

②基本、英語

・BOTY本国からのフォトグラファーはLITTLE SHAO。同じものを撮らないように、また、撮影部分の振分について、SHAO自身から当日説明がありますが、英語。当然のように英語。問答無用で英語。聞き取れなくて確認したくても英語。だから、ちょっとした行き違いもあった。反省。 
・SHAOから一通りの説明があって「Easy(簡単でしょ)」と付け加えてたけど「日本語ならな!」と心でツッコんだ。 

③当日決まることがある

 ・BEST8バトルは〇〇が撮ろう、とか、同じコンテンツを撮ってもいいけど別の角度から撮ろう、とか当日決まることがたくさんある。事前の説明とは異なる点があっても驚かない。「うん、オッケー」とローラみたいに流す。 

④更にその場で変更になることがある 

・自分が撮るべき担当のコンテンツや進行が舞台上で行われないときがある。例えば、バトル勝者の手を挙げながらの”勝ち名乗り”や、舞台上で入賞者の記念撮影などが突然無くなる。
・「それ変更になりました」と誰かの一言で変わるんだけど、「ハマショーが撮らなくて本当に大丈夫?」と思うけど、イベントはどんどん流れていくので、切替。 切替切替。

⑤即時選定

・SNSアカウントに載せるために、写真は即時提出。「午前中のコンテンツの写真を10~20枚とかちょうだい」とか、イベント終了後に「ベストな10枚をください」と指示が出る(当然、英語)。 
・無駄に枚数が嵩むと選べないし、そもそも撮る時にどれを提出出来るか目星は付けて置くべし。 
・即時選定&提出出来る機材で臨むこと。

…こんなところ。 
日本のイベントは事前説明が基本でそれに合わせて撮り、イベント当日の変更は少なめ(そもそも無い)という印象だけど、BOTYは事前説明は最小限であとは当日対応…という印象。 
 
日本のイベントで慣れている人にとっては面食らうことが多いのでは?でも、運営されてる方々はイベントを良くするために動いてくださっているだけだし、英語はそもそも自分が勉強しておくべきことだった。

逆に言うと、これらが世界標準。それぞれ必要なことが分かる。これらが楽勝で出来るなら、どこへ行っても通用するのでは。

①撮影指示書が無い→無くても平気な経験とセンス
②基本、英語→国外への訴求力と影響力
③当日決まることがある→対応できる人・柔軟に変更出来る人
④更にその場で変更になることがある→対応できる人・柔軟に変更出来る人
⑤即時選定→そのぐらいの早さで出せる人・投稿出来るスタッフ・SNSを重視した取組

撮影センスに加えて、機材と、語学力と、心のキャパ。 ハマショーはBOTYでの経験を活かすために、ちょっと色々切り替えようと思います。LITTLE SHAOがマジで凄すぎたので、構え方を変えてこれからイベント撮影に臨む。 

以上! 
おつかれさまでした! 
次はもっと上手くやんぞ~。 

ダンスフォトグラファーのHama Showでしたー!
それでは!


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