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家族で釣りに行くために準備すべきこと
コロナの影響もあって、家族で釣りをしようとしている人も多いと思う。釣りの経験があれば別だが、家族全員初心者ということなら、是非準備しておいたほうがよいことがある。
まずは一人で行く
いきなりひっくり返すような話になるが、家族みんなでいくまえに自分ひとりで一回行った方がいい。
・はじめて釣りをする
・家族(とくに子供)をエスコートする
この2点を同時にこなすのは難しいので、まず釣りに行って起きる出来事を一通りリハーサルしておくのが望ましい。
水辺で遊ぶことや、釣りバリを扱うことには多少なりとも安全面のリスクがあるので、そういう意味でも予行演習は大事になる。それにはじめての釣りがトラブルだらけだったら、家族で二回目以降釣りに行くこともなくなってしまう。
何を釣りに行くか
以前、初心者にオススメの釣りについて書いたので良ければ参考にして欲しい。
時期にもよるが、とりあえずオススメできるのは海釣り公園にいって、サビキ釣りでアジ、サバ、イワシなどを狙う釣りだ。
理由はいくつかあるが
・海釣り公園ならトイレや売店がある
・初心者でもそれなりに釣りやすい
・生きエサを使わない
・そんなに費用がかからない
・釣れた魚を食べられる
というところだ。
もちろん他の釣りでもよくて、ハゼ釣りやエリアトラウトなどもオススメだがハゼはムシエサを使うから子供や女性に嫌がられるし、エリアトラウトはちょっと技術習得が必要になる。ということで、初心者ファミリーの方にはサビキをオススメする。
私じしん、幼い頃は家族でよくサビキ釣りをしたものだ。
サビキ釣りの方法
釣りの方法はネットで色々でてくるので割愛するが、とくに分かりやすかった動画を紹介する。シマノ公式の動画で高橋哲也氏が解説している。
長い動画だが、冒頭三分の一くらいがサビキ釣りの解説。
難しい言葉を使わず、細かいキモまでちゃんと抑えてあって、どの動画よりも分かりやすいのでおすすめできる。
注)ちなみに、東京都と茨城県はまき餌が禁止なので、サビキ釣りのコマセもNGになる認識。カゴにコマセを詰めるタイプではなく、針にコマセを付けられるトリックサビキなどで釣るようにしたい。(付けエサはOKなので)
自宅で練習する
釣りの練習はしなくてもいいが、
・竿にリールをセットしてガイドに糸を通す
・糸を結んでみる
この二つだけは自宅で一度やっておいたほうがいい。
釣り場についてスマホで調べながらやればいいと思うかもしれないが、太陽でスマホが見えなかったり、糸が風に吹かれてクシャクシャになったり、大体うまくいかないことになる。そもそも、糸を結ぶのは初心者の心が折れるポイントの一つでもあるので、是非家でやってみてほしい。
安全面を確保する
子どもを連れて行く場合は尚更だが、ぜひ安全面には最大限注意してほしい。じっさい、釣り場で子ども連れをみかけてヒヤヒヤしたことが何度もある。
子どもが釣り場で遭遇する代表的な危険は以下のようなものだ。
・落水
・熱中症
・転倒して、岩やコンクリートにぶつかる
・他人が投げている釣りバリに刺さる
・自分で釣りバリを刺してしまう
・毒魚などに不用意に触れてしまう
場合によっては命の危険に関わるものもあるので対策をお伝えしたい。
釣りのための安全装備
まずは安全装備。すなわちライフジャケット、帽子、サングラスまたは伊達メガネ、長袖長ズボン、滑りにくい靴を用意すること。
とくにライフジャケットは子供用ならそんなに高くないので絶対につけてあげて欲しい。水深が浅くても落水したら自力で上陸できないので必ずつける。
なお、ライフジャケットには股ヒモがついているのでこれも確実につけること。これをしないとライジャケだけが水面に浮いて、顔が水面に出ず溺れてしまう。
そして帽子と長袖長ズボンは熱中症予防と、ハリや岩などから体を守るため。釣り場のコンクリートなどには貝などが付着していて、転ぶとスパッと切れる。特に子供は転びやすいので気をつけたい。
サングラスやメガネも是非装着して欲しい。
考えたくもないことだが、ハリが目に入れば大変なことになる。私もサングラスをしていて助かったことがある。魚がヒットしてやりとりしていた際、急にハリが外れてしまい、竿の曲がりの反発でルアーが高速で顔に飛んできたのだ。サングラスをしていたのでレンズにルアーがバチっと当たっただけで済んだが、裸眼だったら失明していたかもしれない。
釣り場で走り回らない
正直限界があるかもしれないが出来るだけ釣り場では子どもを走らせないようにしたほうがいい。飽きてくれば仕方ないが、逆に言うとどうしても走り回って聞かないくらいの年頃だと、波止釣りデビューは早いかもしれない。
走り回ると落水や、ハリの事故の可能性がある。
周囲の釣り人も初心者だった場合、なかなか所作がおぼつかなかったり、注意が向かなかったりするので、仕掛けを海に振り込む際、後ろに子どもがいても気づかなかったりする。
また、走り回ることでよく起きるトラブルとして、他人が地べたに置いた竿を踏んで折ってしまうことがある。現に私は何度もそのような光景を目にしている。
竿を置く方も悪いのだが、たまたま隣にいた釣り人が厄介なタイプだと、もうその一日は台無しになるので気をつけて頂きたい。
ちなみに、竿は地べたに置かない。竿先は常に海側に向けておくのが基本だ。そうすれば踏まれない。
その他のケア
ほかにもいくつかオススメのコツというかtipsがある。
まず、サビキ釣りの仕掛けに関しては通常5〜6本のハリが付いているが、ハリが多いほど絡みやすいので、ハリの本数が少ない仕掛けから始めるといい。
もとからハリの本数が少ない仕掛けが手に入らない場合は、不要なハリをハサミでカットしてもよい。もちろん、ハリが多い方が釣果は得やすいので慣れれば通常の仕掛けにすれば良いだろう。
次に、水くみバケツやクーラーボックスの肩紐など、足に引っかかるものはきちんと縛るなどしておくといい。足に引っ掛けて転倒や落水のもとになる。
最後に、魚をつかむグリップがあるととても便利。
ハリを外すときに、自分の指にハリを刺す事故が減るし、万一毒魚が釣れた時にも安全だ。(そもそもどんな毒魚が釣れてしまうのかは簡単に確認しておこう。あと、ヤバそうな魚は不用意に触らないようにしよう)
ファミリーフィッシングは楽しい
色々書いてしまったが、家族で釣りにいくのはとても楽しいものだ。自分も20年以上前にサビキ釣りに行った思い出が残っている。
釣りというのは、竿と糸を通してダイレクトに自然と生き物を感じられる行為だ。大人にとっても子どもにとっても新鮮な体験を楽しむ人が増えるといいと思う。
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