「質問」でわかる熱意。

時間はかかったけれど「職業はライターです」と胸を張って言えることが本当に嬉しい。独学でも、未経験からでもなろうと思えばなれる。

最近、ありがたいことに、ライターや文章制作について質問されることがちょびっと増えた。

・ライターになる方法
・ブログの書き方や続け方、SEO関連

これらについて聞かれるのだが、質問される側に回って気づいたことがある。

どれくらい熱量を持って取り組んでいるのか、自分なりに努力してきたのかが、質問の内容で見えてしまう。

例えば、WordPressでブログを始める方法なんて、ネットで調べれば山ほどヒットする。丁寧で分かりやすい記事が多いし、ど素人の私にだって出来たのだから誰でもできるはず。

ところが、こんなLINEを送ってくる人が現れた。

「WordPressって素人でもできますか?話聞きたいのでお茶しませんか?」

絶句…思考停止。正直、教えられることはないと思ってしまった。

反対に、文章をすでに書いていて、努力している人たちは、何より私の時間を気にしてくれる。返事はいつでも大丈夫ですとか、質問ばかりしてすみませんとか。

そして、質問の内容がもっと具体的だ。私が悩んだことと同じことで悩んでいたりする。そんなメッセージを読んでいると、心の底から応援したい、上手くいって欲しいと本気で思う。伝えたい言葉が湧いてくる。

さて、私はどうだろう?

ライターになって、取材をする機会も増えた。もしかしたら、「こいつ、何にも調べてねえな」と思われていたかもしれない。ネットを調べればわかる情報を聞いてしまっていたかもしれない。

そんな状態では、相手の本音は見えてこない。相手の本気を引き出すには、やはりこちらも本気でぶつかるしかないのだ。相手のことを知りたいと思う気持ち、調べて知っていくからこそ湧き出る興味、言葉、想い。

良い質問には、心が宿る。

自分だったら嫌なことでも、無意識に誰かにしてしまっていることもある。人として大切なことを教えてもらった気がした。

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