ストレスとの向き合い方
別に心配して欲しいとか、気遣ってもらいたいとかではなく、単純に「人の心身は興味深いね」という体験談として。
私は十年以上前にストレスから、パニックに陥り心身で不調になってしまった。
半年くらいは外出するのが一苦労だったし、病院へ行くという判断もできないままにもとに戻るのに一年ちょいはかかった。そしてそれは昨年にも起こってしまった。
兎に角しんどいのは、なにかとパニックを起こすメンタルの不安定さ、背中の痛みと呼吸の浅さゆえの始終の息苦しさという身体症状。なので常に疲れてる状態。
昨年は二度目であることもあり、流石にどうにかしなければと何科なのよ?と医者を彷徨って、ある事でカウンセリングが必要なことがわかった、が、これは結構なお金がかかるので「セルフカウンセリング」について調べて回復に向けて自力チャレンジ中。
少なくともパニックはほぼなくなったし(なったとしてもすぐに治まるようになった)、息苦しさは軽減されているのでかなりの前進だ。
セルフカウンセリング、馬鹿にできない。
そして、カウンセリングに通ったとしても身体に出ている症状を消すには年単位でかかるようなので気長にやってくしか仕方が無い。
さて、何故に私がこんな事になってんのよ、という話し。
バッサリと原因を書くと、周りに振り回されすぎた、の一言。
これは、配慮のつもりで勝手にあれこれと考えすぎて空回りし続けたとも言える。
ようするに周りの人が悪いのではなくて、根本的に私の思考軸というか根っこの問題。
こうやって問題点がわかったのは、セルフカウンセリングをしていったことでストレス原因とともに己のタイプがわかってきたから。
何がストレスになるのかが明確になってくればこっちのもの。
勿論自己診断なので過信はしないが、ひとまずのストレス原因と己のタイプが見えてくるセルフカウンセリングはやりやすくなる。原因と己の弱点が明確だからね。
そもそもセルフカウンセリングでは現在の問題と思われることをひとつひとつ書き出して、客観視することから始まる。
かなり細分化して書いていくので、自然と客観視することになる仕組み。
客観視するだけでだいぶ楽になるし、そもそもの原因や解決策や逃げ道がわかってくる。
ストレス原因となっている出来事に対しても、自分に対しても「なんだこんなことなのか」と冷静になれることで気楽さも出てくる。
すると身体症状は和らぐ。
また、客観視ができなくなると人はパニックに陥るという構造もよくわかる。思考回路がおかしいのだもの、物事の捉え方が歪んでいるからショートを起こしてしまう、または起こしやすくなっているからパニックなわけだ。
そして、頭の中がちぐはぐになった歪みが身体へ出てくるということも面白いもんだと思う。
脱線するが、ここで書いた歪みというのは押し殺している自己であったり、成長過程で植え付けられてしまった歪んだ認知。なので根深い問題であり無意識なものを意識できるところに浮上させて、捉え直しをしていく必要が出る。そこに向き合って解決させるには一人では難しいこともわかってくる。カウンセラーさんはそんなことも出来るという凄さもわかる。
話を戻して、私は昨年の夏にセルフカウンセリングを始めているが、背中の痛みは頑固で今も取れないし、ストレスが強くなると痛みもひどくなる。痛みでストレスが数値化されてる気がするから、痛みが強くなったらひと呼吸する事にしている。場合によってはその場から離れることもしているから、ある意味便利。
自前のストレスバロメーター。
背中は一年以上痛みが取れていないので、そろそろ瘤でもできてんじゃないの?と思えてくるけれど表面的にはなにも問題はない。
ストレッチしようがマッサージしようがとれない痛みなのに、メンタルを整えればあっさり楽になる不思議。
痛みに怯えて自分を過保護にしても仕方が無いし、神経質になったら悪化するだけなので、「客観視〜客観視〜」と呪文のように唱えてセルフカウンセリング。
そして、自己にある根本的な歪みの矯正をゆるゆるとする。
セルフカウンセリングの限界は見えているのだけど、こんな心身症状を体験出来てることは興味深くて、「これも経験か」と思っているし、多分それくらいの向き合い方が私には合ってるというか必要な気もする。
ストレスとの付き合い方、興味深くいもんです。