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32:介護生活を楽にするために 取り組んでほしいこと、2つ
こんにちは、介護や認知症の悩み相談の Haluhaave(ハルハーヴェ) MISAです
介護や家事、はたまた認知症の対応で大変な女性の力になれば、
との思いで活動しています。初めての方はこちら
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介護生活を楽にするために取り組んで欲しいこと、2つ
「やめて幸せになれる100のこと」を読んで、
こういうことは介護生活にも当てはまると感じました。
介護も同じで、やめて幸せや楽になれる方法って数々あると思うんですが、
これまでの当たり前や常識の中で過ごしていると、どうしてもがんじがらめになりがちです。
やめてみてもいいことを整理するために、
取り組んでみて欲しいことを2つお伝えします。
1:優先順位をつける
・「生きていく上で外せない大事なこと」をまず考える
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医療・病気、衣食住関連になってくると思います。
インスリン注射や薬。最低限衛生的な衣服。毎日の食事。
雨風しのげる住環境を維持する。
睡眠も体調に大きく影響しますので、
「寝る」ことも大事なことに入るでしょうか。
・「生活する上で大事なこと」を次に考える
![](https://assets.st-note.com/img/1645151256308-qxD9Jwbe8N.jpg?width=800)
整理整頓、掃除、またもや衣食住などが当てはまるでしょうか。
転倒しないように部屋を片付けておく。
毎日掃除する。年末に大掃除をする。
昼夜のメリハリをつけるため衣服を着替える、その用意する。
服をきちんとしまっておく。
3食栄養管理が整った食事を準備する。手作りする。
毎日入浴するなど。
・上記以外の、「なんとなくや、習慣で行っていること」がないか考える
これは人によってさまざまかと思います。
例えば、親の代わりに親の友人や親戚と交流している。
やめてしまっても大きな影響がないなら、フェードアウトしてもいいかもしれませんね。
立派なお庭や植木の手入れなんていうのはどうでしょう。
生活の見直しを機にやめてもいいでしょうし、
やめてしまうと生活の質が落ちるので困る、というご家庭は、
「生活をしていく上で大事なこと」の中に入れるといいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1645151047270-VH5aETE2IN.jpg?width=800)
2:一度自分の常識を振り返り、やめてみる
生きていく上、生活する上で大事なこと!
と考えていたものの中にも、やめられること、回数を減らせること、
があるかもしれません。
丁寧な家事
毎日必ず掃除・洗濯する。
服を毎日たたむ。
しっかりした内容の3度の食事を準備する。
毎日入浴する。
綺麗好きな方には耐えられないかもしれませんが、少々掃除しなくても
人間、大丈夫です。生きていけます。
(※喘息など呼吸器疾患の方は例外。毎日のお掃除を外せない方は省略注意です)
介護とは直接関係ないですが、そもそも服はたたまない、という、ミニマリストの方もおられますね。
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ハンガーにかけるだけ、衣装ケースに放り込む、なんて方法です。
生活動作の合理化です。手抜きではなく時短と考えるんですね。
食事も、時々はお惣菜にしてみる。
朝食のパンは日持ちするものを買いだめする。
昼食はおにぎりをたくさん冷凍してレンジで温める。
冷凍のおにぎりも売ってますね。
主食の簡素化だけでも手間も気分も軽くなるのではないでしょうか?
※高齢者はタンパク質をしっかりとる方が良いです。
できれば肉類・豆類は減らさないようにしてみてください。
また、毎日入浴しないなんて、
元気な人や若い人には考えられないかもしれませんね。
「父は1年お風呂にはいってないんです!何度言っても聞かないんです!」
と悲壮な訴えをするご家族もいました。
衛生面で考えると入浴はもちろんお勧めです。
しかし、感染症のリスクがない、匂いもひどくないなら
「〇〇さん、お風呂に入らなくても人間死なないから大丈夫!」
とそのご家族にいうこともありましたよ。※
(※あくまでも例です。入浴しないと危険な身体状況であれば入浴は優先順位が高くなります。)
高齢の方にとっては、入浴は体力を消耗します。
汗の量も減ってきます。
どうしても汚れや匂いが気になるなら、
体を拭くだけでよしとしてはどうでしょうか。
余談ですが・・・この親ごさんは
家族が知らないだけで、入浴することで辛い経験してしまっていたり、
本当はお風呂が大嫌いで、ご本人が「入浴の断捨離」をされたのかもしれませんね。
さまざまなお付き合い
![](https://assets.st-note.com/img/1645153953052-I0kDwtiU1Y.jpg)
疲れる人との付き合いはやめてもOKではないでしょうか。
惰性や義務や義理で対応している暇はない、と割り切ってしまいましょう。
その時間を自身の充足に充てる方が、より良い介護につながる可能性もあります。
「孤独」の記事と関連しますが、
お互い支え合う関係の方との付き合いは、
細々とでも続けるほうがいいですね。
役割の常識
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「嫁が介護を行うべき」、という考えは常識ではなく風潮ではないでしょうか。
介護は嫁がすべきという法律はないですよね。
※そもそも「介護の義務」は法律になく、
「扶養の義務」があります。
「長男の嫁」、「一人娘」だから、介護するべき。
周囲からの「圧」で動かざるを得ない。
そんな方もあるでしょう。
反対に家族なので、支援してあげたいと思っている方もあるでしょう。
どちらの場合も、
自身の心身が崩れてしまうほどの介護生活なら、
「代打」を立てても良いと思います。
他の家族に頼むもよし、介護サービスに頼るもよし。
介護施設に委ねるもよし、です。
注:介護が必要な人のことを放置して良い、
という話ではないので、誤解しないでくださいね。
ご自身の役割や介護という直接的な労働を他にゆだねる。
という方法です。
これをせずに要介護者を放置すると、虐待になります。
家族だからわかってくれる、いうことを聞いてくれる という思い込み
人のことは変えられない、ということも知ってほしいと思います。
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親もパートナーも子供も、あなたの分身ではない別人格です。
なので、あなたの思う通りに動いてくれるとは限らない。
長年の培われた性格や行動は、なかなか変えられるものではないです。
介護してもらってるのに感謝してほしい、
パートナーの古い考えをあらためてほしい、
学生で暇なんだから介護を手伝ってほしい。
高齢者や中高年は、若い頃と比較して思考の柔軟性が低下しています。
なおさら人の意見は聞き入れません。
介護の苦労や実情を伝え、協力を得られないか、
交渉はしてみてください。
協力したくないのではなく、苦労を知らなかったという人は
「家族としてできることはしよう!」、となる場合があります。
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なんとか変わってほしいと延々やりとりするのは、
無益です。
そこに力を注ぐより、自分が変わる方が早いです。
あなたが楽になれる他の手段を探す。
嫁の義務を放棄した!と言われようともあなた自身を大事にする。
そこに優先順位を持っていきましょう。
などと、自分で言っておきながらなんですが、
私はお風呂が好きです。なので「毎日入浴しない生活」にシフトできるのだろうか?楽しみが減るのは寂しいなあ、となんて思っています。
歳を重ねた時に、自分の生活のあり方を考えながら、介護してくれる人と折り合いをうまくつけられる人になりたいですね。
凝り固まったこだわりや、思い込んでいる常識がないか。
そういったことを自分自身に問う練習が大事になりそうです。
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優先順位をつけやすくするためにも、
物質的なものが少ない方が良いですね。
例えば、物が少なければ、片付けや大掃除について、取り組もうが止めようかと悩む必要なくなります。
歳を取らなくても、
風通し良く、簡素かつ幸せを感じられる環境に慣れておく。
今の生活だけでなく、未来の自分にとってもメリットですね。
冒頭の「やめて幸せになれる100のこと」の話になります。
この雑誌は、60歳代の方向けです。
今からいろいろ断捨離しましょう!
余計なことにを手を取られている時間はないわよ!
したいことをして幸せににいきましょ!
という内容です。
健康診断、薬、お歳暮お中元、節目のイベント、
冠婚葬祭熟年離婚、同居、親族との縁、
などなど100個あります。
ミニマリストに憧れる私ですが、ここまでやめちゃうのね!という項目もありました。
自分の優先順位や大切な価値観が浮き彫りになり、面白かったです。
歳を重ね思うように体が動かなくなり、やりたくでもできない。
生きていくのが精一杯の生活になる、という方とたくさん出会いました。
すべきことが厳選され、しがらみがなくなってせいせいした、さっぱりしたとなる方はいいです。
残念、悔しいと歯軋りしながら、これまでの生活や習慣を手放す。
という方は、その後の生活がしぼみます。
不幸な気持ちに占領されているように見えました。
自分の管理できる範囲で生活を回し、
現状を幸せに思える生き方をしていれば
どうなっても、どんな時も、後悔せずに済む。
ということなんでしょうね。
まとめ
介護生活を楽にするために取り組んで欲しいこと、2つ
1優先順位をつける
2常識にとらわれず、やめても困らないことはやめてみる
というお話でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1645155657698-UbfZsYDbr2.jpg?width=800)
少しでもあなたの生活のヒントになれば嬉しいです。
介護が必要な方も、それを支える方も、楽しく豊かな生活ができることを願って・・・。
うまく行かなくても、落ち込んだりご自身を責めたりはしないでくださいね。
日々充分頑張っておられますので、そんな必要はないとわたしは思います。
責めたって良いことはありません。
「頑張ってるわ私!」と、ぜひご自身を褒めてあげてください。
○介護や認知症の対応で悩んでいる方!
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