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「より少ない生き方」を読んで

はじめに

久しぶりに読んだ本の感想や意見を述べようと思う。大学の課題がスパスパと片付くので、本を読む時間、睡眠時間など、一人で過ごす時間が多くなったのでまた書こうと思う。

要約と感想

今回読んだのはジョシュア・ベッカーさんの「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」である。かなり分厚い本だったが、2日で読了した。

著者の住むアメリカは皆さんの想像通り、ものを大量に購入・消費する社会である。日本も大差ない消費社会だが、実際にアメリカに住む著者が、隣人のある一言でミニマリズムに目覚めた話である。ミニマリズムとはどういうことなのか、ミニマリズムを行うことで、生活にどのような効果が得られるのかが書かれているのが本書である。

自分自身、ミニマリストまではいかないにしろ、所有品の断捨離をかなり行ってきた身である。自分の所有品はかなり処分した。

この本の中で特に印象に残った点は、広告による消費者の購買意欲の書きたての話である。近年では、自分のウェブ閲覧履歴などから、どのような商品を欲しているかをデータにとり、その人にあった広告を出している。

あなたも心当たりがあるだろう。最近ではInstagramでさえも広告が増えてきていて、消費者の意欲をかき立てていると思う。

そのような広告の餌食にならないような考え方は非常に参考になった。ミニマリズムは断捨離だけでなく、必要でないものを新たに買うことをやめることも非常に重要だ。

自分の持ち物を減らしてみると、手元には自分の大切なものしか残らなくなる。大量のものに囲まれるより、自分はこのほうが幸せだと感じる。この本を読んだことによって、さらにこの考え方を深めることができた。

意見

最近はテクノロジーが本当に進んでいるおかげで、ミニマリズムがしやすくなっている。何でもかんでもスマホでできるので、多くのものを持つ必要がなくなるのである。実際、無印良品や、100均など、シンプルなデザインのものが好まれる傾向にあると思う。それは、最近の人が、ミニマリズムの思考を持ち始めているからだと思う。小学生の時、無印良品なんて知らなかった。今となっては、無印良品とユニクロがなければ生きていけない。それほど、シンプルなデザインとブランドイメージの回復が自分の中で起こっている。

ただ、何でもかんでも捨てればいいってものではない。あくまで、豊かな人生を手に入れるためのミニマリズムである。ミニマリズムに正解はない。どれだけ物を持っていようが、その人が豊かな気持ちになるのであれば、それでいいのである。結局は本人の豊かさの問題である。部屋にものが散乱していて幸せならそれでよいし、何も持っていなくても幸せならそれでよい。所詮その程度だ。しかし、現代社会において、ものを持ちすぎることが必ずしもその人の豊かさにつながるわけではない。ものは時間を奪い、大切な人と過ごす時間も無くなる。今の生活に満足しているなら、ミニマリストになる必要はない。今の生活がいや、ものの管理が面倒だ、それならミニマリズムを取り入れても悪くないと思う。

あくまで個人がどれだけ豊かな気持ちになれるかを大切にしよう。


読んでみるとわかる。ミニマリズムは素晴らしいことであると。


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