2年の夏。

2年の夏。僕にとっては初めて中学の部の吹奏楽コンクールA部門に出場しました。小学校でもコンクールには出場していましたが県大会銀賞。その時はコンクールという実感がすらなかったです。なのでコンクールに一夏をかけるのは初体験。わからないことばかりでした。

曲決め

曲決めをすると一気にコンクール練習が始まったなという実感が湧いてきます。候補曲は以下の3曲でした。
 富士山〜北斎の版画に触発されて〜
 シネマ・シメリック
 ウインドオーケストラのためのマインドスケープ
どれも名曲ばかり。しかしどれも譜面を読むだけで精一杯でした。毎日合奏はあり、そこで各曲詰めて最終的には各楽器のコーチと顧問の耳で決めます。月曜日から土曜日までを詰めに使い日曜日の午後にコーチに聞かせるというかなりハードな練習スケジュール…結局完璧な状態では間に合いませんでした。そして日曜日、無事ではないが演奏し終え決定した自由曲が言われました。

シード校としての演奏

地区大会は昨年の西関東大会で先輩方が金賞を受賞したためシード校として演奏しました。シードだからといって気が緩んだ演奏をするのではなく、流石シード校‼️と言われるような演奏を目標に練習してきました。

〜県大会

地区大会が終わり県大会への練習が始まります。地区大会まで作り上げたものを一旦全部崩してからのスタートです。課題曲マーチは音形をはっきりさせるために歌で練習したり倍テンポでの練習…自由曲ではある程度音形を決めコラール部分を詰める合奏…あとはひたすら連複などの譜読みでした。OFFシーズンでは今までで1番下手な代などと言われ部員のテンションが低い時期もありましたが県大会前では合奏は高いテンションを維持し合奏に臨むことが多くなりました。が、上手いこと上達はせず顧問からも怒られることも多くなりました。そしてギリギリの状態で迎えた県大会…

結果は…


無事 金賞!代表枠獲得!!
ただ順位は代表枠内のドベ。安心してはいられませんでした。

〜西関東大会

西関東大会…ここを抜ければ全国大会に出場することができます。西関東大会では同じ県のライバル校の後に連続で演奏するので県大会とは比べものにならない緊張が合奏時に漂ってました。また合宿も直前に入っておりなんと、コンクール会場であるコラニー文化ホールでのホール練習も決まっていました。ホールで音出しをするといつものホールとは全く違う響き方でした。本当にホール練習を譲ってもらい感謝です…(なんとコンクールで前後に演奏する同県のライバル校に2日間のうち1日譲ってもらえました)県大会とは比べものにならない上達でアンサンブルを大事に演奏する様になっていました。そしてコンクール当日…ホール練習のお陰か運搬や、ホール内での行動はいつもよりスムーズだったと思います。演奏もいつも通り…いや、いつも以上の演奏ができていると演奏しながら実感できました。そして部員全員自信を持って他の団体の演奏を聞き閉会式へ臨みます。
結果は…



金賞!! 代表枠獲得!!
しかも順位は1位!!
発表された時にはキャー!の声と感極まり泣いている生徒も…本当に嬉しかったです!

そして先輩方と最後のコンクールへ…

今まで頑張ってきたコンクールもとうとう終盤です。練習したての地区大会は夏!という感じで暑く半袖半ズボンでしたが全国前では少し肌寒くウィンドブレーカーを羽織る人もいます。そして練習もかなり大詰めに。今までやってきた基礎合奏なども変えることなくいつもどうりの練習に加え、細かな音程の調節、テンポの一定、課題曲と自由曲の雰囲気作りなど…練習を重ねるごとに最後の日が近づいてきているという実感が湧いてきます。そしていよいよ前日…
1番最後の練習にセッティング〜退場まで通してやることに。先生的にも前任校で金賞を受賞した時はこんな感じで振っていたと。そして練習を終え朝を迎えました。
朝はいつも通り基礎合奏、10回練習…を軽くし運搬して出発しました。

出発してバス内ではコーチの先生、保護者の方も乗せて名古屋国際会議場へと向かいました。道中では虹がかかっていて部員のテンションもMAXに…そして会場入りし、運搬します。楽器置き場の隣は上磯中学校…レベルが違う強豪校です…僕の緊張度はMAXに。ほぐす隙もなく打楽器を舞台裏へ持っていきます…緊張しすぎて感覚的にはすぐに舞台裏へ運んだら本番でした…

そして僕の学校のアナウンスがなります…
プログラム○番西関東代表〜
課題曲・自由曲ともにいつも通りの演奏ができました。
ハラハラしながら他の団体を聞き、長い休憩のあと閉会式…
今まで以上にピリピリした会場。
結果は…





金賞!!!めちゃくちゃ嬉しかったです!
そして同時に僕たちの夏は終わりました。
順位はなんと2位!あの酒井根中と同着でした!悔し涙を流さず白馬を見れ、写真を撮れ.
本当に嬉しかったです!!

最後に

何もわからず入った吹奏楽部。こんなにも嬉しい体験ができるとは思いませんでした。結果はもちろん最高の先輩や仲間と演奏できてよかったです。そして演奏後のブラボーの声やあの瞬間を忘れる事は無いと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます!
(語彙力なくてすみません。)