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142A ジンジブ

2024/7/21情報

株式会社ジンジブ
株価:3,160円
時価総額:44億円
PER:29.8倍
PBR:9.1倍
ROE:29.2%

■概要
高校生に特化した新卒支援、研修サービス。
売上の半分は採用支援によるものであり、ジョブドラフトCareerの展開性が著しい。
都会を中心に事業を展開しており、直近は静岡に事業展開。
上場してまだ半年未満(2024/3上場)の超小型株で、時価総額は44億円。
売上高の成長率は約40%と、驚異的な成長性を秘めている。
営業利益率13%の現状から、中期的には25%まで上昇を見込む、強気な見解。
株価は上場直後に大きな下落を見せたが、その後押し目を形成しながら
上昇トレンドへ転換。
下値のサポートを効かせながら、上場来高値の4000円を目指す動き。

■所見
小型企業ながら確実に利益を出せている優良企業。
独自性が高く、自社の強みを理解している印象を受けた。
採用高校が急激に増えている背景には、経営戦略の一つである、「ジョブドラフト」サービスの入り口が基本無料であること。
これにより「一度試しに使ってみよう。」という顧客が多く、良心的な設定であることがユーザー急増につながっている。

現在の高卒新入社員の3年以内離職率は3~4割。
この決して低くない離職率は、企業にとっても採用意欲を削ぐ内容になる。
企業と高校生が実際に顔を合わせることで、より理想の就職先を見つけやすくなることは明らかであり、それにより離職率低下が実現すれば
離職率の低下 → 企業の高卒採用率UP → 事業規模の拡大
につながっていくという、長期的に有望な事業では?と期待。
向こう3年で売上高3倍、営業利益"率"2倍を目標にしているのは事業に対する自信が伺える。

直近の営業利益率の低下は広告費と人件費によるものだが、
従業員数を一気に増加させる見込みであることから、一時的な低下と推測。
160名→220名と、今後の事業に対する投資であると判断できる。

一方で全国の高校の数はある程度決まっており、事業の成長性鈍化がどこかで訪れるので、その際の成長性確保はどのような手法をとるのか要注目。
また、リスクとして挙げられているのは、事業内容が景気に大きく左右されるという点。
一昔前に騒がれた"就職氷河期"のような場面ではどの企業も新規採用を見送る。その場合、高校新卒の就職率への影響は大きなものになってくると推測される。

PERはグロース特有の高さだなという感覚だが、チャートはきれいに右肩上がりであるため、押し目をみて購入しておくのはありかも?
今後の成長性や独自性を鑑みるに、個人的には結構買いたい銘柄の一つだったりしたりしなかったり。
もう少し決算を追っていこうかなと、重要監視銘柄に認定!しばらくストーキングします。笑

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