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生真面目過ぎる文章が玉に瑕【感想文】「江戸の暗号」土方勝一郎

東京で生まれ育った者として、かねてから家康による“江戸の結界”には興味があった。本書はまず第一章で延々と平安京(京都)の結界について書かれていて、挫折寸前になる(^^;;。そして第二章も筆者が建築家だけに埋立の歴史が延々と細かく、、。やっと本題に入るのはざっくり半分進んだころ。しかも筆者の生真面目な性格なのだろう、文章が平板で面白味がほとんどない。このため新書としてはかなり手こずった読書だったが、まあ読み物としては満足した。東京の地名と地形に疎い方は手にしない方がいい本でもある。
(21/5/28)

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