「私の風邪はのどから」
半世紀以上も人類をやっていると少しは知恵がついてくるようで、「私の風邪のひきはじめはのどの痛みからやってくる」ことに大人になって気づいた。
おとといからその「のどの痛み」が始まった。急に冷え込んできたのに喜々としてジョギングやウォーキングを続けていて体力が落ちていた自覚もある。葛根湯を飲み、うがいを繰り返し、トローチを舐め、ビタミン剤を服用し、毛布を1枚増やし、セーターを着用し、ヒートテックタイツを穿き、ソックスも二重にした。考えうる限りの手段を総動員である。
「私の風邪はのどから」「鼻から」「熱から」と症状別の製品を並べた風邪薬のシリーズがある。「総合感冒薬ですよ、何でも効きますよー」と訴えられるよりも信頼できるような気がするのだ。消費者の心理をうまく突いていると思う。
「そんなに忙しくないからきょうはテレワークにしちゃおうかな」とも思ったが、朝になって痛み
がほぼ解消されたため出勤した。
やっぱり「会社に来るのが仕事だと思っている」と批判されるおぢさん世代なんだよなあ。
(21/11/30)