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「あ、やってるのね」のお祭り騒ぎ

 この週末、フジテレビは27時間テレビをやっている。コロナなどがあったために久しぶりの実施らしい。

 80年代のテレビ界は「フジテレビの時代」でもあった。27時間テレビは明石家さんまやタモリがグダグダとしているだけでも、ワクワク感と一体感のある「お祭り騒ぎ」だったように思う。

 ああ、それなのに。

 2日目の早朝にチラッと見ただけながら、「あ、やっているのだね」という以上の感慨もない。100キロマラソンだって日テレ武道館のパクリ感ばかりが先に立って、痛々しい。

 こう感じるのは、私がトシを取ってますますテレビのバラエティから遠ざかっているためだけではないだろう。

 「こんなお祭りをやるテレビ局」というイメージ・ブランド戦略もあるのだろう。しかし、ものすごい経費がかかるだろうに、ちゃんと回収できるのかな?

 いっそのこと、出演者はタモリなどに扮して「時代祭り」にしちゃってもいいのではないか。
(23/7/23)


 

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