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新500円硬貨はやっぱり嫌われ者?

 新しい500円硬貨が昨年11月から流通しているようだ。なにしろスマホ決済や電子マネーが百花繚乱のいま、私は2月末にやっと1回お目にかかっただけだ(気づかないまま降臨してすぐに去っていたヤツもいるのかもしれないが)。

 財務省によると最新の偽造防止技術が施されていて、ホームページの記載もどこか誇らしげだ。

 ところがこの技術に対応していない自販機などが多いという。

なるほど、バス会社にとって自社のすべての車両の改修となれば費用負担は莫大だろうし、どうせすぐに紙幣も新しくなるのだから「実施はそのタイミングで」となるのも仕方がないのか。そもそも「交通系ICカードの普及が進み、現金利用は今やおおむね全体の1割程度」というから、そりゃあ躊躇するわな。

 以前も書いたが、自販機でも交通機関でもコンビニでも、とにかく現金を使う機会は激減している。この数カ月で現金を使ったのは、寺社仏閣でのお賽銭、オフィスフロアの自販機(古いタイプで現金のみ使用可)、会社近くの昔ながらの定食屋さん、みんなで割り勘にしたプレゼント代、ちょっとした業務のお礼として進呈したマクドナルド商品券、くらいのものか。

 そういえば2000円札。沖縄では流通量が多いらしいが、私は何年も手にしていない。このまま現金の流通量が減れば新500円硬貨に遭遇する機会もますますなくなって同じような運命になりそうだが、特に寂しかったり憤慨したりする気にもならない。完全に没交渉でスルーする存在になりそうだ。
(22/5/6)


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