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最終年度に思う

 新年度のスタートだ。テレビ業界的にも新キャスターが登場したり、番組の模様替えでグダグダ進行になっちゃう番組があったり、いつもながらの光景がなんともフレッシュだ。

 秋に60歳の誕生日を迎える身としては、見るもの聞くものあらゆることが“定年”に結びついてしまう。「ああ、俺はこの23年度を“完走”できずに会社を出されるのだなあ」なんて考えている。

 医師であり作家でもある久坂部羊氏の「人はどう死ぬのか」「寿命尽きる2年前」を相次いで読んだ。版元が違うから仕方がないのかもしれないが共通するような内容が多く、どちらに何が書いてあったのか忘れちゃうのだが、いろいろ示唆に富む。

 幸いなことにいまの私は体力・気力に問題がなくまだまだ若いつもり。しかし、実は何があってもおかしくない年齢に差し掛かっていることをもう少し自覚するべきなのかもしれない。やりたいこと、やっておくべきことを意識し、そのためにはあまりにもケチケチ精神だけでなく出費も覚悟するのが正解なんだろうな。

会社員生活どん詰まりは仕方がないとしても、人生ではまだまだ心がけと行動次第でやれることはまだまだいくらでもある。

 などと考えながら、それでもいつもの日常からはすこしも逸脱せずに1週間が始まるのであった。
(23/4/3)
 

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