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タニモクとは?『タニモクin長野』イベント後記#1

学生生活における、負の一大イベントである期末試験期間が終了した。学生たちは2ヵ月間という長い長い、そして自由な夏休みを与えられ、サークル活動や自動車学校、旅行や趣味などに精を出すこととなるだろう。

そんな夏休みの始まりに満を持して開催した、長野県の学生向けイベント「タニモク」。株式会社パーソルキャリアが発案し、「他人に目標をたててもらう」というキャッチコピーを持つワークショップである。

折角がんばって運営をしたのだし、参加者以外にも是非とも空気感を知ってもらいたいので、今日から全3回に分けて、イベント後記をお届けしようと思う。初回はわたくし、上野が担当する。

タニモクとは?

さて、冒頭で簡単に「タニモク」を語ったが、ご存じない方もいるだろうと思うので、少しだけ詳しく説明したい。

「タニモク」とは、もう一度言うが「他人に目標をたててもらう」ワークショップである。しかし本当に知ってもらいたいことは、これはあくまで手段に過ぎず、目的ではないということだ。「タニモク」の裏に隠された本当の目的は、「自分の可能性に気付き、悩める仲間が見つかる」というところにある。

どういうことか?

「自分の可能性に気付く」

まず「自分の可能性に気付く」ということだが、ずっと考えていることがある。人間とは、自分が一番、自分のことを知らないのではないか。いや、「知らない」と言うよりも、「知ることを避けている」と言った方が良いのかもしれない。

「知る」ということは、時につらい。自分を形成しているものは、思い出したくない体験や後悔などもあるだろうし、整合性を見出そうとするのも面倒だ。

しかし、「自分のこと」は必ず自分の中にあるはずで、つまり真の選択は自分しかできないし、ゴールの旗も自分でしか立てられない。答えはあるはずだ。それに辿り着けない様々な要因は、やはり自分ひとりで排除しようとしても難しい。ひとりで向き合おうとしても、臆病になってしまうし、なんだか怖い。

だったら、別にひとりじゃなくて、誰かに手伝ってもらったらいい。避けていた「知る」ことに他人が介入することで、意外と可能性って大きいことに、気付いたりできる。それが「タニモク」だ。 

「悩める仲間が見つかる」

もうひとつ、「悩める仲間が見つかる」ということ。

自分ひとりじゃ踏み出せない「自分を知り、可能性を見つける」という行為を他人とやるというのは、かなりプライベートな領域に足をつっこむことだ。人間とは不思議なもので、無理矢理にでも深い部分の話をしたりされたりすると、どこかで共鳴したりする。なんか、好きになっちゃうのだ。

共鳴すると、「この人もこんなふうに悩んでいるんだ」とか、「このもやもや、一緒になんとかしたいな」とか、思ったりする。それはもう、仲間の誕生である。

少しだけと言ったのに、長々と書いてしまった。すごい文章量である。別に回し者とかではないが、こうやって書いてみると「タニモク」ってすごいなと、改めて思う。私自身本当に欲しかったものが「タニモク」には詰まっているし、これからの時代へ向かっていくために必要な考え方が、ここにはあるとも思う。

実際に8月9日に行った「タニモク」では、想像以上に様々な視点を持つ参加者が集まってくれた。

県内では信州大学、長野大学、長野県立大学。
東京からもいくつかの大学から参加してくれた。やはり、異なる学部で学ぶ人が集まると、全く違う思考をする人がいて面白い。運営の私が言うのもなんだが、めちゃくちゃ楽しかった。

とまぁ、これ以上書いても収拾が付かないので、実際のイベントの様子は次の担当者おからちゃんにお願いしたいと思う。ぜひ見てほしい。

それでは、また。

執筆:るか

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