おうち時間をとびきり素敵にしてくれた、4つの道具たち
4月7日、ついに緊急事態宣言が発令された。
わが家は夫がフリーランスで在宅勤務、私も外資系IT企業勤務なので3月下旬からすでに在宅勤務を開始しておりまして。(ていうか会社に来るなって感じになった)
正直言って、在宅勤務を始めた時は禿げるかと思った。人と会うこと、顔を合わせて会話するって、社会とのつながりを感じられる大切な時間だったんだなって。緊急事態宣言が出た今、同じように感じてる人って、たくさんいるんじゃないかな。
共働き家庭なので、これまでは夫婦どちらかが時には外出して気分転換したり、食事を作れない時は外食したりしていたわけだけど、それもままならない。
今まで当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなくなり、外に出れないわ人に会えないわと嘆いて塞ぎ込んでても、事態が変わるわけじゃないわけで。
"おうち時間をいかに快適に過ごすか"
と頭を捻り、今のこの状況を楽しみ乗り越える方法を考え出すしかない。
そこでわが家は4つの道具を新たに購入したのだけど、これが思ったよりもすごく良かった。
外に出れなくなったことも気にならないくらい、おうち時間がとびきり素敵になったのだ。
同じ悩みを抱えるご家庭に少しでも参考になれば、と願いつつ、わが家に迎え入れた4つの道具たちについて、これから書いていこうと思う。
道具その1.ダイソンのコードレス掃除機:家事代行がお願いできなくなった問題を解決
わが家には2012年の新婚当時に購入した、いわゆる普通の掃除機があった。
と言いつつ、最近はもっぱらクイックルワイパーが活躍し、掃除機の出番は子どもの食べ残しを吸い取るくらい。
加えて月6回程度、シルバー人材センターの方に家事代行をお願いしていたので、掃除で困ることは正直あまりなかった。
ところがコロナ騒動を受け、シルバー人材の方にわが家へ来てもらうのはリスクが高いのでは?(高齢者の重症化・死亡率が高いため)と考え、事態が収束するまでお休みしていただくことにした。
じゃあこれまでお願いしていた掃除は誰がやるの?
・・・ってことで、やって来たのが、この方。
アブソリュートでプロなので、ゴールドに輝く駆体が神々しくいらっしゃる・・・!(期間限定でセールしてます)
はじめは、本体が重いなーとか、意外にノズルが長くてアメリカンサイズ?とか不安に思ったけれど。
実際に手に取り、家の中を掃除してみたら。
片手でスイスイ、思った方向に自由自在に曲がっていく。一見そんなに汚れてなさそうな場所も走らせてみると、いつの間にか埃を吸い込んでタンクの中にどんどん溜めこんでいく。
あれよあれよと1日1〜2回、ササッと掃除する習慣がついた。ついでに布団まで掃除機かけちゃったりして。(だって楽しいんだもん。)
気になったらすぐに掃除機をかけられるから、いつ見ても床が綺麗。素敵。
子どものおもちゃは散らかり放題だけど、埃や髪の毛が目に入らないことで、かなり家の中が快適になった。
道具その2.スチームオーブンレンジ:外食できない、自炊しんどい問題を解決
電子レンジは夫が一人暮らしをしていた頃からの10年選手。
500Wの温めとオーブン200℃(レシピによっては火力を250℃ほしい時がある)、トースター機能という最低限のスペックで、何なら温めムラもあるんだけどこれまたなかなか壊れずに使って来たのだが、ついに買い換えることにした。
調理家電は既にホットクックを持っていたのだけど、どちらかというと煮る蒸す茹でる中心で。
焼くとか揚げるというコマンドが増えると自炊の幅も広がるかも!?ということで、高機能電子レンジを買うことにした。
スチームオーブンレンジはSHARPとPanasonicの2択で悩んだけれど「時短レシピ」の豊富さで、Panasonic Bistroに決定。
実は自治体発行の「プレミアム商品券」が数万円分あり、その使い道として買うことにしたのだけど、結果的にこの巣篭もり生活にぴったりなとびきり素敵な道具だった。
例えば、ステーキを焼いてみたり。ローストビーフを仕込んでみちゃったり。グリルで殻付きエビに塩をかけてシンプルに焼くのも、すごく美味しい。(子どもたちが狂ったように食べる、食べる。)
極め付けは、唐揚げ!
油を使わず、たった15分でジューシーヘルシーに仕上がる。カリッとまではいかないけれど、ノンフライなのにかなり美味しくて、もう市販の油っぽい唐揚げは要らないなーって思ってしまうほど。
(焼きたての唐揚げ!盛り付けた写真がなかったww)
これにサラダをつけてみたり、ホットクックで仕込んだスープを添えてみたり。
自分で焼いたり揚げたりする時、火加減がわからなくて火を通しすぎちゃったりするけど、レンジに任せて放っておけば、美味しく仕上がる。
何より揚げ物は油の後始末がめんどくさ過ぎて、もっぱらお惣菜で買うしかなかったのが、家で手軽に作れる!お料理上手になった気分!
夫がBistro購入を機に買った勝間和代さんの本も、自炊生活を楽しむためにめちゃめちゃ参考になった。
今では外食ができなくても、全然苦痛じゃない。むしろ、美味しいご飯が自分で作れて家で食べれるなんて、控えめに言って最高。
家族の健康を自分が作る食事で支えられるっていう実感が、体だけではなく心すらもこんなに満たしてくれるなんて、思わなかった。
道具その3.プロジェクター:子どもが暇を持て余す問題を解決
わが家には、2年ほど前からテレビがない。
夫がテレビを見る時間がもったいないと言い出し、当時3歳の息子もテレビに釘づけになってしまっているし、いっそのことテレビが無ければいいのではないか?と考えて、処分したのだった。
ところが下の娘が生まれ、2人育児の洗礼を受けた。
赤ちゃんだった娘を寝かしつける時だけ、息子にiPadで暇を潰してもらったり。下の娘が外食デビューしてから、静かに待っていられるようにスマホを渡したり。
そうやってほんの少しだけYouTubeを見せたことが仇となり、今では子ども1人につき1台のiPadでYouTube漬けになる始末。(でもこれが、子どもたちに黙っててもらうには一番いいんだよね・・・)
ならばいっそのこと、家の白い壁を大画面テレビにしてしまおうということで。
プロジェクターを導入することにした。
これがまたすごく良くて、家がさながら映画館に早変わり。
これまでiPadやスマホの小さな画面に顔を近づけていることで、視力の低下も心配だったのだけど。
プロジェクターは壁に近づくと、自分が影になって画面が見れなくなるという効果もあり、長時間見せていても画面が近くないから、親の罪悪感が軽減。
2日前からついに家庭保育を始めたわが家にとって、プロジェクターはまじでなくてはならない存在となった。
緊急事態宣言が出るまでは、ベビーシッターさんにも結構来てもらっていたのだけど、今では家族以外の接触を一切絶っているので、プロジェクターはシッターさんに匹敵する子守力を発揮してくれている。まじでまじでありがたい。
ついでに、大人も映画を迫力満点で楽しめるという利点もあります。(子どもの好み優先になるので、なかなか見れないけどね・・・)
道具その4.VR(Oculus Quest):大人の運動不足、ストレス解消できない問題を解決
住環境、食事、子どもの暇つぶし問題は片付いた。
残るは・・・大人の問題。
夫婦二人して温泉が好きなので、外出自粛の前まではどちらかが一人でゆっくり近場の温泉に行ってストレス解消したり、夫はたまにジムへ運動しに行ったりしていた。
ところが今は外出できない、何なら温泉とかジムとか濃厚接触する場所じゃん・・・という感じで、大人の運動不足&ストレス解消できない問題をどう解決するか、ということで。
夫がVRに手を出した。
私は正直ピンと来ず、まあ物は試しか、くらいにしか思ってなかったのだけど・・・
めちゃめちゃハマった。
考えてみたら、私はゲーマーだったのだ。ハマらないはずがない。
ダウンロードしたのは、「BOX VR」と「BEAT SABER」。
BOX VRはボクシングでエクササイズができるゲーム。
BEAT SABERはスターウォーズのライトセーバーみたいな棒を持ち、音楽に合わせてブロックを切っていくゲーム。
このVRゲーム、とにかく没入感がすごい。
Chrome Castを使い、プロジェクターで投影すると、さらに楽しい。
もうね、外に出れなくていい。ずっとVRやってたい。そう思うほどに面白いし、普通にいい運動になるのだ。(BOX VRを初めてやった次の日は、肩と腕が筋肉痛になった。)
子どもたちがプロジェクターでポケモンに夢中になってる間に、大人はVRしたり。大人がVRしてるところを、子どもたちにプロジェクターで見せたり。(在宅勤務の息抜きにVRしてることは内緒だ。)
外に出て気分転換ができない分、家の中で面白がれることを見つけることで、おうち時間がとびきり楽しくなったのだ。
環境は変えられないから、自分たちが変わってしまおう
緊急事態宣言を受けて、5月6日までは外出を自粛することになった方も多いと思う。
もちろん、そうではなく私たちの生活を支えるための仕事に従事して下さってる方達もいる。感染のリスクと隣り合わせになりながらも、使命と責任感を持って働いて下さってる方達には感謝してもしきれない。
私たち夫婦は、外に出れなくても働ける仕事だから。1日でも早くこの事態が収束するように、家にこもり続ける。
5月6日以降も正直、すぐに外出が解禁され、元通りの生活に戻れるかもわからない。
今までの当たり前が当たり前では無くなってしまった環境を、変えることはできないのなら。
おうち時間をとびきり素敵にして、楽しんでしまおう。
家族4人で家にこもって、ずーっと一緒にいられるなんてこと、この先にはもうないのかもしれないし。
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。
私たちも変化し続けて、半径5メートルの中にも幸せを見つけていこう。
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