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ハル(黒崎晴臣)
2020年6月9日 21:49
僕の好きな詩や詩人について好き放題言うnote、第四十六回は、立原道造です。夭逝した詩人であり建築家でもあった彼の清新な言葉に耳を傾けてみてください。ではどうぞ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーのちのおもひに夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に水引草に風が立ち草ひばりのうたひやまないしづまりかへつた午さがりの林道をうららかに青い空には陽がてり 火山は眠つ
2020年6月8日 21:21
僕の好きな詩について好き勝手言うnote、第四十五回は瀧口修造です。彼は前回の西脇順三郎氏を中心としたアンソロジー「馥郁タル火夫ヨ」に列席しており、よく一緒に散歩していた仲とか。西脇氏と同じく詩人で画家のシュルレアリスムの旗手で、一生を美に捧げた人物です。では、詩をどうぞ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー妖精の距離うつくしい歯は樹がくれに歌った形のいい耳は雲間にあ
2020年6月7日 21:34
僕の好きな詩について好き放題言うnote、第四十四回目は、シュルレアリスムの巨人、西脇順三郎です。1000行を超える詩もありますが、短めで有名なものを幾つか。ではどうぞ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー天気 (覆された宝石)のような朝何人か戸口にて誰かとささやくそれは神の生誕の日太陽カルモヂインの田舎は大理石の産地で其処で私は夏をすごしたことがあった