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九州国立博物館 特別展「北斎」を観てきた話

GWに、九州国立博物館で開催中の特別展「北斎」へ。
北斎大好きなので、福岡で北斎展がある度に観に行きますよーーー。


でも人が多いと鑑賞しづらいし、コロナも気になるし・・・、少しでも人の少なそうな時間帯はいつなんだろう?とネット情報と睨めっこしていたら、金土は夜間開館をしているという情報を発見。

特別展開催期間中の金曜・土曜は【夜間開館】
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
*閉館時間は変更されることがあります。
*夜間開館日も1階ミュージアムショップは17時までの営業です。

九州国立博物館公式サイトより

ちょうど土曜日だったので、夜間開館を狙って17時頃から鑑賞する予定で出発しました♪

普段は太宰府天満宮周辺の駐車場に車を停めて、参道散策と天満宮参拝をしてからの九博なのですが、天満宮参拝客向けの駐車場って18時頃には閉まりそう。
でも九博の駐車場、福岡市内から行くとだいぶ遠回りなのよね… そして混んでる…

と、うだうだ考えながら、公式サイトの駐車場空き情報を何度かチェック。16時頃見ると東側は満車、南側は空いてました。
南側なら停められそう。でも坂道上がるの嫌だから極力東側から入りたい(←東側も結局帰りは車まで上り坂なんだけど笑)。

到着までには、東側駐車場も空マークになっていたので、東側駐車場へ。
リアルタイムで駐車場の状況確認できるのありがたい!

で、ゲート入ったところで警備員のおじちゃんから停める位置の指示があり、夜間開館中は建物入り口近くのバス専用駐車場を開放しているとのこと。ラッキー!
それならわざわざ遠回りして東側駐車場から入る必要もなかったのだけど、そんなことも気にならないほど嬉しい。

思いがけず、愛車と九博のコラボができました笑

一度太宰府天満宮に参拝して、お土産の梅ヶ枝餅を買うなど、だいぶ前置きがながかったですが、18時前にやっと北斎展へ。

エントランスホールには係員さんしか居ないほどの空きっぷり。これはゆったり鑑賞できそうです♡

入場してすぐに、富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 の展示。
何回見ても見飽きないですね。

ただここで見入ってしまうと先が長いので、先へ進みます。

ゆっくりのんびり自分のペースで鑑賞。
行列して次の人が動くのを待つことも、立ち止まってじっくり観てたら次の方が待ってるなんてこともなく、とても快適でした。

そして、いよいよ本展の目玉「日新除魔図」のコーナーです。

写真撮影OKでしたが、初めは肉眼で全てを鑑賞。だってせっかくの肉筆だから。

全部見てから、撮影用に最初に戻ってもうひと巡りして、気に入ったものを何枚かスマホで撮影しました。
(展示の日付が入ってたり入ってなかったり、サイズも統一感がないですが、どなたかが実物を観に行くきっかけにでもなれば幸いです)

一番心惹かれたのがこの1枚。

1枚だけ彩色されていたのが、この9月12日の獅子。
ピンクの水玉可愛いですよね❤︎
 作品保護のため、こちらは前期(2022年4月16日(土)~5月15日(日))のみの展示のようです。ぜひぜひ前期のうちにご鑑賞ください。

こんな感じで、非常に空いていて鑑賞しやすかったです。独り占め。

この天井から下がっているタペストリーに、日新除魔図に描かれている獅子達が超拡大印刷されているんですが、これがまたかっこよくて。欲しい・・・
展示終わったら譲ってもらえないかしら。

クスッと笑ってしまったり、思わず笑顔になるような絵も。

これは狛犬彫ってるところかな。
できあがった狛犬の周りをお掃除してるみたい。
これは三国志の一幕
勢いよく飛び出した感じにニヤリ

日新除魔図について、良い感じに説明書きがありますが、館内で流れていた動画情報によると、北斎は毎朝これを書いてぽいぽい捨てていたのだとか。笑
娘の阿栄が拾って保管していたところ、数年後、宮本氏に他の絵を頼まれていたのに北斎描いてない…という事態が発生。その時に、「これどうですか」って保管していた絵(日新除魔図)を渡したら喜んでもらえてこうして後世に伝わっているということらしいです。阿栄さんナイス。

他のコーナーは撮影禁止でしたが、珍しいなと思ったのは、浮世絵の版木を組み立てて、火鉢にしてあったもの。美しい再利用ですよね。素敵。

しかも割と最近発見されたものみたいで、見られてラッキー❤︎

あとは、展示の最後に信州・小布施の祭屋台の天井絵がありました。
龍と鳳凰でこちらも見応えありまくり。この天井絵の下絵というのかな、小さいサイズで描いてみた様な絵もあってうっとりする美しさでした。

祭屋台というからには、これが町を練り歩くようなお祭りがあっていたのでしょうか。展示して鑑賞していたのかな?いずれにしてもなんとも贅沢。今もお祭りがあるのならば是非行ってみたいです。

帰宅してこの天井絵のことを調べていたら、信州小布施 北斎館 というところに収蔵してあることを知る。「画狂人葛飾北斎の肉筆美術館」だそうです。
これは行くしかないやつ。

また新たな楽しみができました。コロナ落ち着いたら信州行ってみよう!

その前に、福岡の北斎展の後期展示をもう1回観に行こう♪  
今回の前期の展示は、所要時間1時間半程度で回りました。展示目録見ていたらかなり大幅に入れ替わるみたいだから、後期もゆったり夜間開館で鑑賞したいと思います♡

展示目録 https://www.kyuhaku.jp/exhibition/img/s_64/exhibition_s64.pdf


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