夏になると・・・。

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※ネタです。

ブンッ!ブンッ!ブンッ!ボンッ!
パンッ!パンパンッ!パパンッ!

コンコン・・・コンコン・・・
ウィィン・・・
「・・・はい?なんすか?」

「ちょっとね、静かに・・・してくれないかな?もうさ、夜中なんだよ。」

「え?・・・別にいいじゃないっすか?え?何が悪いんすか?」

「もうね、皆休んでるからさ。静かにしてくれない?」

「窓閉めときゃいいじゃないっすか。え?なんすか?え?別に迷惑かけてないじゃないっすか?」

「迷惑はかかってないよ。確かに。でもね、君達は頑張りすぎてるんだよ!地球の運命をかけた、地球外生命体とのデュエルは君達だけがするもんじゃあ・・・。」

「何言ってんすか?俺達若いし。な?・・・あん。な?皆さんはぁ、明日に備えてぇ、ゆっくり休んで・・・。」

ブンッ!ブンッ!ボッ!
「わーってます!わーってますってぇ!俺のターンっすよね?ちっと待って!ね?すぐプレイすっから!・・・そのぶんー、明日デュエルして下さいよ!俺達、若いんで!夜とか平気なんでぇ・・・。」

「そんな事言って!一昨日からろくに休んでないじゃないか!私達が代わるから!だから・・・。」

「だからぁ!・・・休んでて下さいよぉ!俺達ぃ・・・俺達ぃ・・・若いんでっ!」

「疲れてそれしか言えなくなってるじゃないか!分かったよ!私達に休めと言うならそうするよ!ただ今日は!今日はゆっくりと休んでくれよ!安静に、静かに睡眠をとってもらって!明日・・・。」

ブンブンッ!ボンッ!
「わーってます!わーってます!・・・でもぉ、地球外生命体さん達はぁ・・・待てないみたいっすよ。・・・サセンッ!お待たせしましたっ!では・・・。」
パンッ!パンッ!
「これでターン終了っす!」
ボンッ!ボンッ!
「えぇ?!そりゃあ・・・そりゃあ・・・若いっすからね!こういうプレイに・・・。」

「疲れて手札のケアが出来なくなってきてるじゃないか!いいから、その地球外生命体が持ち込んだデュエルBOXから一度出るんだ!出ないならこっちから・・・え?!・・・おい!開けろ!開けろ!」

「心配しないで下さいよ!朝まで俺達でデッキを回しますよ!なんてったって・・・な?うん!俺・・・俺達ぃ・・・若いからなっ!」

「そうか・・・それならばっ!」
ウィィンッ!ガチャッ!

「ちょっ!何やってんすか!早く出て下さいよぉ!おじさんはぁ!休んでもらってぇ・・・。」

「私だってね・・・まだ・・・若いんだよっ!」
ボンッ!ボンッ!
「はい!対戦よろしくお願いします!」
パパンッ!パンッ!

夏!真っ盛り!


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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