並んで並んでー！

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※ネタです。

「・・・いやいやいや！それはぁ・・・。んー！でもここだとぉ・・・ですねぇ、うん。」

「・・・。」

「あ、そうですね。こっちなら・・・いやぁ？それだと・・・ですです！ね？そうなるでしょう？だからぁ・・・。」

「あの、皆さん？例のごとく押してるんでぇ・・・早めに！早めにお願いしたいなぁと・・・。」

「あ！すいません。じゃあ・・・最初の・・・ですよねぇ？そうなりますもんね。んー・・・。」

「早めにお願いします。このカードショップの店長である貴方と、全国のカードショップから研修にいらした皆さんの集合写真が撮れればいいんで。」

「分かってるんですけど・・・ねぇ？」
「アレじゃないですかね？これはきっと・・・地方によって文化が違うというか・・・。」
「それですそれ！東から来た店長さん！西から来た私もそう思います！」

「集合写真の文化って何ですか？」

「あれ？知らない？ご存じない？なるほど、分かりました！ここは北から来た店長の私がご説明しましょう！それはですね！それは・・・南から来た店長さん、どうです？」
「え？僕？僕はぁ・・・アレじゃないですかね？『はい、チーズ。』と言うか、『１足す１はぁ？』と聞くか、はたまた『スマァィルゥ！』とアメリカンに言うかの違いでぇ・・・。」
「それですそれ！西から来た私も・・・。」

「アメリカンって言っちゃってるじゃないですか。日本の地方ってよりも、国の違いになってるし。しかもワチャワチャしてたのって、集合写真の並び順をどうするかって事だったじゃないですか。写真を撮る時の掛け声の話になっちゃってるじゃないですか。」

「なるほど・・・そうですね！確かに！この店の店長の私も気が付きませんでした！」
「伊達にこういう写真を長年撮ってきてませんね！東の店長の私も目から鱗です！ね？皆さん！」
「北的にも今のは流石だなって！もうこれはキ・・・。」
「キター！ってね！」
「ちょっと南の店長さん、取らないでくださいよぉ！ふふふ。」
「ですです！私も取っちゃおうかと思ってたのに・・・。」

「もうなんか、方角が略称みたいになってきてるんですが・・・いっか、もう。何でもいいからサッサと並んでください！撮りますんで！」

「じゃあ、カメラマンさんが配置決めてくださいよ。」
「「「「決めてくださいよー。」」」」

「ハウリングが凄いっ！分かりましたよ！いいですよ！やりますよ！もうっ！こんなの並ぶだけ・・・並ぶ・・・。」

「どうしたんですか？カメラマンさん。」
「「「「はやくはやくー。」」」」

「並ぶ・・・並・・・ダメだ！難しい！何を立たせようとしてるのか分からないけど、こっちを立てればそっちが立たない！」

「でしょう？あっち行ったりこっち行ったりしちゃうでしょう？」
「「「「そう！まるで東西南北の様に！」」」」

「そうですね。私もこういう写真専門のカメラマンとして一本立ちして長いですが、よくスムーズに並べてましたね。各国の集合写真を撮られる人達は。プレスとしても驚きで・・・。」

「・・・あれ？今のどこかかけてました？あれ？」
「どこだろう・・・。東も分かんなかったです。」
「西も同じく同じく！」
「北もです。」
「南も。」

「かけてないです。全然かけてないです。私を含めて、皆で並び順の水かけ論をしてるだけですよっ！なんてねっ！」

「もう東西南北の順で並びません？」
「十字？クロスで？」
「良いんじゃないですか？」
「ですねですね！」
「ねっ！・・・あれ？今何か聞こえたような・・・。」

「・・・撮りまーす。はい、チー・・・。」

「あぁ！・・・で、お願いします。」

「ですね。そっちが良いですね。撮りまーす。ハイ、クーロスッ！・・・口が『イ』になってない！スマイルしてない！」

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。