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Precious Me ~ 自分の周りに、心地よい風を吹かせる

読書でも、講座でも、自分で投資して学んだ分は、けっこう身につく。
だったら、いま持っている知識やスキルを総動員して、自分のやりたいことをやる機会は、お金を払ってでも作るべきなんじゃないか?

わたしが【自分かわいがり習慣 プレシャス♡ミー】というオンラインの集まりを始めた理由について、考えてみた。

世の中には『SNS集客』や『オンライン起業』があふれていて、わたしもその波に乗らねば・・と焦っていた時期もあった。
だけど、自分がやりたいことは、効率よく客を集めることでも、自分の知識を切り売りすることでもない、と気づいてから、そっち系への労力は極力減らすようにした。

わたしは、金持ちになりたいわけでも、有名になりたいわけでもない。
ただ、自分が体験して『これでラクになった』と思えることを、誰かと分かち合いたいだけ。具体的には、ストレスでガチガチに固まっていた体をヨガでラクにしてあげたこと、瞑想やマインドフルネスの実践で、心の波が穏やかになっていくこと、NVC(非暴力コミュニケーション)を使うと、どんな感情にも居場所ができて心底ホッとすること、など。

特に、自分と合わないタイプのコミュニケーションの場にいると、拒否反応か過剰な適応をするかの2択だったわたしが、自分を守りながら相手からの刺激も楽しめるようになったのは、NVCのおかげだと思う。

この前娘と見た映画『インサイド・ヘッド2』で、主人公は周りの雰囲気に合わせてバッドガールの振る舞いをしたり、「わたしはいい人」のセルフイメージに縛られてもがいていた。ああいう思春期の居心地の悪さを、大人になってからもずっと抱えていたのがわたしだったのだ。

おかあさん同士の付き合いでは、目立ちすぎないよう誰とでも話を合わせ
仕事では、期待に応えるべくハキハキと振る舞い
ご近所さんとは、礼儀を重んじへりくだった態度で
付き合う相手によって出力を変換する、そんな日常に疲れていた。

2024年公開ディズニー&ピクサー『インサイド・ヘッド2』


だから、自分の内側にある「無関心」や「めんどくさい」「孤立感」なんかをさも当然のように認めて、その奥にある本当の願いにも目を向けてあげる、そんな発想が持てたことは、大きな変化だった。
NVCを学ぶ途上で、たくさんの人と出会い、たった1回きりの話し相手や聞き役だとしても、多くの気づきを得られたことは、わたしの中に確かな体験として残っている。

そして、ヨガや瞑想と共通することー
それは
知っているだけで、実践しなければ何の役にも立たない
ということ。
NVCは、コミュニケーションの哲学であり方法だから、ひとりでは何も起こらない。
これまで身につけたやり方とは別物のコミュニケーションを、生身の人間関係で試すには、ちょっと勇気がいる。
なので、あえて「実験の場」と称して、安心安全なコミュニティを確保し、心の鎧を外す練習をしたいと思った、というのが、【自分かわいがり習慣 プレシャス♡ミー】を始めた真の理由なんだと気づいた。

半年ほどやってみて、回を重ねるごとに自分の中でのハードルが下がってきているのを感じる。
失敗しちゃいけない、とか期待に応えたい、という思いが先走り、つい自分の感情を置き去りにしそうな瞬間もあるけれど、そこで頑張るのはもう手放した。

誰にだって、自分のキャパシティを気遣う権利はある。
わたしには、わたしのペース、わたしの心地よさを満たしながら、みんなと大事なことをシェアしていく選択肢がある。
いつ何時でも「相手に合わせる」ことは、自分より相手を優先する優しさ、というより、選択肢を手放した状態で流れに身を任せた結果だった、と今は思える。

心地よい流れは、自分が生み出せる。
そしてその心地よさは、周囲に伝染する。
ミームのように無意識にナチュラルに、自分から発するコミュニケーションが周りに伝播して、おだやかで快活な人間関係が築かれる。
ブッダの周りでは、猛獣も獲物を襲わず仲間と草の上で昼寝をした、と逸話が残っているが、わたしもせめて、自分の周囲2,5メートルくらいの空間に、平和な風を吹かせることができたらいいなあと思っている。


【自分かわいがり習慣 プレシャス♡ミー】の開催情報は、風のラボ公式ラインからご案内しています。
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