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【津別訪問230209-10②】5度目の津別訪問で感じたこと。HALCCには何ができるか?

みなさんいつもnoteを読んでくださってありがとうございます!工学部2年のひびきです!来年度副代表を務めます!!以後お見知りおきを!!

2/9-2/10の二日間、津別町を10人で訪問しました。HALCCにとっては今年度最後にして7回目の訪問となりました。津別町の皆さん、いつも温かく迎えていただき、本当にありがとうございます。
私自身としてはちょうど一年前の2月に初訪問してから、5回目の訪問となりました。もう一年ですか・・・早いですね・・!!

さて、今回の訪問内容についてですが、僕からは高大連携事業についてお話します!

1年間考え抜いた政策提言。いかに形にできるか?

津別町にある唯一の高校、津別高校は、津別の産業や行政について学ぶ「つべつ学」という授業を行っています。HALCCは、つべつ学の一環として、高校生と大学生が協働してワークショップなどに取り組む「高大連携事業」を、町役場のご協力のもと行っています。

さて、今回の高大連携事業では、昨年12月の成果報告会にて、高校生が行った津別町に対する政策提言の振り返りを行おうという趣旨でワークショップを行いました。

活動成果報告会の模様はこちら↓

https://www.youtube.com/live/fa0H66Ust64?feature=share

ワークショップの内容は「政策にかかわる利害関係者(ステークホルダー)をリストアップし、そこからお金の流れやより多くの人が幸せになるにはどうすればよいかを考え、実現可能性について考える」というもので、平たく言えば「自分の政策に関係のある人はどんな人たちなんだろう?」ということを考えてもらう、ということです。


使用したワークシート

さて、実際にやってみて感じたのが、

これは難しいぞ・・・・

ということです。(苦笑)
各事業者がどのような仕事をしているかということは高校生にとってだけでなく、大学生にとっても普段あまり考えることのないことで、はじめはワークシートがなかなか進まない生徒さんもいました。

しかし進めていくうちにポイントが見え始めたのか、2時間のワークショップの中ですべての高校生が何らかの「気づき」を得ることができました。
例えば、町外の方向けの移住体験プログラムについて提案してくれた生徒さんは、

・より充実した内容にするためには、より多くの事業者さん(農家さんや林業従事者の方、宿泊施設や飲食店など)に協力してもらう必要があり、その分実現するための労力やお金が必要になる
・ツアーに選ばれた事業者さんと選ばれなかった事業者さんの間に格差が生まれるかもしれない
・町外の方が移住してくれることによって津別町の人口が増えれば、町内の人にとっても地域の中での人との交流や経済の活性化などの良い効果が期待できる

といった気づきを発表してくれました!どれも実現するにはとても重要な考えだと思います!他にも、コスト削減や実現可能性を上げるために、広報のためのポスターを高校生がつくったらどうかというアイデアも出ました!

実は今回のワークショップは私が初めて主な企画・運営を担当したのですが、自分が考えたフレームを使って高校生が楽しんだり悩んだりしながら一生懸命取り組んでくれる姿を見て、今までにないやりがいを感じました!!

さらに、実際その後の高校・役場・HALCCでの三者打ち合わせの中で、
「地域の高校生」という非常に貴重な世代である彼らのアイデアが実際形になれば、もっとすごいやりがいがあるのでは?また、津別町にとっても非常に尊いことなのではなかろうか?
ということを感じました。

HALCCは来年度、「活動の見直し」を行う予定であり、「我々札幌の大学生には何ができるか?」ということについてフィールドワークなどを通じ考え抜きたいと考えています。そこで、「高校生のアイデアを町全体で実現させていく」ということに非常に可能性を感じ、そこにHALCCが携わる道はないか、ということもこれからの一つの選択肢として、模索していけたらと考えています。

来年度私は副会長になります。生半可な気持ちでは何も成し遂げられないでしょう。飛び切りの熱意と、なんでも楽しむ心で1年間駆け抜く所存です!どうぞよろしくお願いいたします!

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