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道東のまち、津別でみた景色

こんにちは☀️
HALCC2022年度メンバー修士2年の藤枝です。
本記事では、私がHALCCに所属した経緯から現在に至るまでを
記します。

HALCC入会のきっかけは突然に

私がHALCCに加入したのは2022年の春。
前代表の鈴木さんからお声掛け頂いたのが、きっかけでした。
元々、全学共通の講義で知り合いだった鈴木さんは、私が地域活性に興味を
持っていたのを覚えてくれていました。
大学院生活を送る中で、地域と密な関係を築けずにいた私には、とても嬉しい
お話で。
もちろん、即断で加入。ここからHALCCメンバーとして津別町での取り組みが
始まりました。


初めて訪れたのは小さくも元気なまち、津別

私が初めて津別町を訪問したのは、6月下旬。
初めていく道東の小さな町、津別。

私は津別町を訪問するまで、人口5,000人超規模のまちを訪れたことがありませんでした。せいぜい、母の出身地である余市町。(余市町の人口は2万人弱)
想像したのは、テレビ番組でよく見る辺境の地。
片道5時間強の道のりを、不安と期待で胸を膨らませながら向かいました。

最初に訪れた津別高校は、留学制度や手広い学習支援の制度が整った小さくも活気のある学校でした。そんな津別高校に通う高校生11名と協働して、高大連携事業に臨みました。
高大連携事業では、初めて訪れたまちで、初対面の高校生と全力でその町の未来について考えます。津別高校生は、とにかく地域への当事者意識が高い。

津別町外から通学している高校生も、自分のまちのように課題を認識していて
それに対して自分たちがどのような取り組みができるのか、町役場にどんなことを求めているのかを明確に出してくれます。


次に津別町を訪問したのは、3ヶ月後の10月。
訪問では高大連携事業に加え、地域で開催された秋の収穫祭にボランティアとして参加。その準備として、道東テレビの立川さんに連れられ津別町内の農家さんたちに会いに行きました。

これまで一次産業にほとんど触れてこなかった私にとって、
津別町で行われている農業の実態はとても興味深いもの。
農業を通じて地域とどのように関わり、農家さんがどのような想いで働いているのか。間近で見せていただきました。
ちなみに、この時の私的ハイライトは「玉ねぎの可食部分が実は葉っぱ」だということ笑

玉ねぎ農家にて


さらに時は過ぎ、次に訪問したのは12月。
最終成果報告会では、これまで津別高校生がつべつ学を通じて
構想した津別町の未来について発表しました。
津別町長や津別高校校長、地元住民の皆様に見守られながら、
各々が思う津別町の課題に対して、高校生の視点で政策提言を行いました。

彼らの提案は全て津別町が抱える課題を踏まえて、津別町外でのアンケート調査をもとに考えられたもの。町長を始め、地域住民の皆さんや、我々大学生も納得の素晴らしいものでした。

最終成果報告会にて


私は津別町を初訪問するまで、
”人口減で人手不足が深刻な寂しいまち”
そんな田舎町のステレオタイプを思い浮かべていました。

しかしここ数ヶ月間津別町の方々と触れ、津別町は
”今後も変化し続ける元気なまち”
そんな印象を持っています。移住組の津別町民をはじめ、農家の皆さんも津別高校生も未来に向けて常に地域のことを考え、アクションを起こす。

小さなまちだからこそ、地域の在り方を自分ごととして考える。
そんな活気あふれる元気なまちがそこにはありました。


津別のこれからに目が離せない!

津別町は、既存産業、観光資源に加え、新たな魅力が増え続けています。
私はHALCCでの活動を通じて、小さくも活気あふれるまちの姿と、そこで住む方々の想いに触れることができました。

あくまでも、HALCCメンバーとして出逢えたまちの一部の方々であるという認識はありつつ、確実に前向きにまちをより良くしていこうとする活動にも触れてきました。

10年後、20年後、津別町を再訪したときの景色はきっと今とは違うものになっているでしょう。
マチナカを歩くと、淘汰されていくものもあれば、新たな拠点として脚光を浴びているものの移り変わりを見ることができます。

私はそんな津別町に少しでも触れることができ、とてもよかったと思っています。

HALCC加入のきっかけをくれた鈴木代表はじめ、温かく迎え入れてくれたHALCCメンバー、津別町の皆様に最大級の感謝を込めて。
また訪れるその日まで。




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