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【津別訪問230209-10・感想】津別で感じる「温度感」

こんにちは!
北海道・津別町を舞台に「学生目線の地方創生」事業に取り組んでいる学生団体HALCCです。
最近頻繁に投稿してますので、ぜひ投稿をご覧ください!

今年はメンバーがそれぞれnoteを執筆し、投稿を増やしていこうという目標を立てています。今回は、地元・群馬県沼田市が大好き! だけど津別のひと・ことの大ファンな はっし~ が記事を担当します!

改めて…「津別町」ってどんなまち?

北海道北東部、オホーツクのエリアにある小さな町です。人口は約4500人、町の86%を森林が占めています。
ちなみに冬は流氷などの影響も受けて寒く、寒暖差が大きいです。実際に今回の訪問では朝の車の温度計が-14℃でした。

津別の夜明け前。絶対寒いでしょ、これ。

「木」はエネルギー

そんな津別町で私が共鳴している考え方があります。それは「木はエネルギーで、森林の多い津別はエネルギーが沢山たまっている」
津別町を拠点とするWebテレビ局「道東テレビ」で活躍している立川彰さんが言っていたことです。

私がこの言葉を最初に聞いたのは、2022年5月、公式の訪問とは別にいち旅人として津別町に行き、そこで初めて立川さんと出会ったとき。

木は太陽の光を浴びることで、大気中から吸収した二酸化炭素から食物エネルギーをつくり、酸素を排出しています(光合成)。エネルギーに着目してこれを言い換えると、木は、太陽エネルギーを自分の栄養として化学エネルギーに変え、そして蓄えているものです。
毎日の太陽の光は、必ずしもこの地球に固定されたものではありません。ですが、森林には、この光のエネルギーがかたちをかえて蓄えられていて、つまり木は、そして森林は、それ自体をエネルギーと言うことができる、ということです。

この木のエネルギーを例えば「電力」という力に変えるのが「木質バイオマス発電」ということになりますね。ちなみに津別町はバイオマスエネルギーについても積極的な取り組みをしている地域です。

ただ、この木のエネルギーは「電力」以外にもあらゆる力に変えられていける。そういうことを立川さんの言葉は示唆しているのではないかと思っています。
それは、私が大好きな津別の「ひと」の「原動力」という力です。

森林地域の「原動力」

訪問一日目の夜、私たちは津別町の地域づくりを象徴する合宿施設「北海道でてこいランド」にて行われた勉強会&懇親会に出席していました。
内容については後日詳細の報告記事が出ると思うのでそちらを参考にしていただくとして、ここでお伝えしたいのは、
・町長・副町長をはじめとした町役場の皆様
・さまざまな津別町民
・私たちHALCCのメンバーや津別町の姉妹都市・船橋市でローカルメディアを立ち上げた山崎健太朗さんといった町外の人
という多様な人たちが共に学び、共に楽しむという光景が広がっていたこと。

こんな光景、なかなか簡単に見られるものでも、手に入るものでもありません。
そして私はこの光景をつくりだしている重要な要素に「町がもっているエネルギー量」があるのではないか、とぼんやり考えています。

森林の風景に抱かれながら、この町で原動力をもっている人がいること。それぞれの仕事を通しその人が輝いていること。
人がエネルギッシュに輝くための可能性が、津別のような森林地域には大いに秘められているように、訪問の度に感じます。

「原動力」と「温度感」

そんな「原動力」のある人からは、ある種の懐の広さがただよっていると思っています。それはまるで「木」が薪や炭になって私たちをあたためる「温度感」のようなもの。

実は今回の訪問2日目、私たちはリノベーションによってできた「cafe津別珈琲」さんにおじゃましたのですが、なんと人一番どんくさい私はガラス製のコーヒーの入ったポットを割ってしまったのです!!!!

ありえないですよね。

ですが、そんな私ですが、まったく気にしなくていいと対応していただきました。「お店なら当然だ」とか思う人もいるのかもしれないですが、私は決してそんなことはないと思っています。
本当に平謝りしかできないことなのですが、それを受け止めてくれる暖かさがそこには確かに漂っていました。

cafe津別珈琲の薪ストーブ。あたたかさの象徴。

…ちょっと極端な例だったかもしれませんが、私が津別のひとと、地元のひとと同じような心で接することができるのは、このような「温度感」にあるのでしょうか。

このような温度感のある町で、私たちHALCCができることは何か。
この問いにメンバーそれぞれが向き合っているところですが、私は少なくとも、私たちが直接エネルギー源になるようなことではなく、原動力をもって取り組む津別の人たちの温度をより高めたり、連携事業をしている津別高校生たちの適温にしてあげたりするような「媒介者」のような役割が必要になってくるのではないかと考えています。

さて、冒頭でも述べた通り、今後HALCCでは、訪問したメンバー一人一人が感想や報告記事を書いていきますが、私はきっと誰が書いたどんな記事でも津別町の魅力的な「ひと」のぬくもりがある記事になると確信しています。
短いものから長いものまであると思いますが、ぜひこの後の記事でも、津別町の「温度感」に着目して読んでみてくださいね!

(文責・大橋弘典(はっし~))

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