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2021年は巡らせたい
2020年はひとつ大きな決断をした。
そのきっかけは色々あるのだけれど、
人に問われることも多くて、
本当の理由ってなんだろうと考えていた。
10月に読んだ、近内悠太さんの「世界は贈与でできている」でまさにこれだと思ったことがあった。
「贈与」は、与えてくれた相手に戻してはいけない
誰かからいただいた「贈与」のお返しは、別の人に送っていくべきだと。相手に「贈与」を戻してしまうと、文字通りre・turnとなり、円は閉じてしまう。
別の人に「贈与」すれば、
どこまでもリレーがつながる。
私はストレングス・ファインダーでも収集心がわりと上位で、最上志向も達成欲も高い。(加えてポジティブと着想、で上位5気質)
つまり、ものすごく“欲しがり“である自覚がある。
自分はまだまだまだまだ未熟で、もっともっと知りたい学びたいといつも渇望してる。だから、インプットの量がとても多い方だと思う。(毎日1冊は本を読んでいる)
一方で、“誰かが何かを気付いたり、できるようになる瞬間“を生むことが好き。でもある。
ここに大きな淀みがあったのだ。と気づく。
わたしの中の大きな淀み
“誰かが何かを気付いたり、できるようになる瞬間“
を生み出すには、当たり前だけど、わたしから、知恵なり、手なり足なり、差し出す必要がある。
なんだけど、「既に持ってるもの」のうち、全てを出せていたかというとそうではなかったなと。
出し惜しみもしてる気はないし、差し出すことに躊躇はないはずと思っていたのに、
インプットはしても、他者へのアウトプットを(自分から望んで)することをわりと避けていたところがあった。自分はまだ差し出す側じゃなくて“もらう側“の意識というか。
強制的な環境変化の影響
仕事で新人研修を担当しているが、covid-19の影響で、2020年はのっけから慌ただしくなっていた。
オンライン講座を山ほど作ったり、ライブ配信をやることになって、自分の中にあるものを人に教えたり伝えたりが加速し始めたら、二つのことに気づいた。
1.私が持っているもののなかで、
誰かの役に立てることがそれなりにあるなということ(伝えることによって手応えを得た)
2.人からもらうばかりで、誰かにそれを手渡していなかったから、次の場所に動けなかったんだなということ
だから、知ったこと、学んだこと、そこから得たことを、誰かに伝えることで手渡す、というのに全力でチャレンジした。
そしたら、膿が出たかのように、すっと何かが流れて、淀みが消えた。その分、新たな余白が出来たし、これで、次に行ける、と思った。多分、この1年でアウトプットも上達したと思う。
2021年は、贈与を繋ぐ
お世話になったあの人やあの人にまだお返しできてない、という思いがあって、何となく停滞していた。
この本を読んだらそりゃそうで、
お返しは次世代へ、わたしが得たものを手渡すことでしか成り立たないと実感した。
2020年は、納得して手放していく感覚の端っこを掴んだ。そして、決断した。
2021年、贈与を人へ、先へ、繋ぐような生き方をしたい。流れを巡らせる1年に。
皆さんからのサポートは、子どもたちと新しい体験をしたり、新たな学びのために使わせていただきます。