4歳娘とのしりとり
昨日まで2回にわたり重たい話を書いたので今日はライトに。オチもなく思いつくまま書いてみることにする。
娘はしりとりが得意。電話でおじいちゃん(私の父)としりとりを始め、20分以上。おじいちゃんが降参する。とにかく、レスが早くそして最近は戦略的でもある。
しりとり(娘)
↓
りんご(祖父)
↓
ごちそうさま
↓
ますく
↓
くさいものにはふた
↓
(?それありなの?笑)たぬき
↓
きをつけて
↓
(?再び笑)
とこんな調子だ。戦略的とは、例えば、食べ物でしばったり、終わりの後が同じ単語を次々繰り出したりなど。娘を見ていると、急激に語彙を増やしているので、どうやっているのかを観察してみた。
使ってみることで語彙が定着する
上の例に「くさいものにふた」とあるが、家でやっていることわざカルタに出てくる言葉はほとんど身につけているので、時々こういう長文がでる。そして「きをつけて」のように、保育園や家で先生に言われている言葉も、出てくる。こどもへの言葉がけをそのまま真似ることから始まるので、こちらの態度や心持ちも、反映される。
こうした中には、たまに、意味が分からず音だけ知ってる、というものがある。自分で言ってから「○○ってどういういみ」と聞かれることも増えたので、最近辞書を買った。
使ってみて「いいねー」と言われたり意味が通じたりすると、楽しくてどんどん語彙を増やしていく。親何もしなくても、子は育って行っているよう。
「あか」に意味と実体が伴うようになる
例えば、赤いボールを見せて「あか」というとき。
最初は”モノに名前がある”ということを知らないから、なんとなく音だけ真似していく。
そのうちに「あか」「きいろ」「あお」など、色の概念(どう見えるかによって説明する音が変わるもの)を理解し始め、同じものの色違い、このボールが赤い、このボールは黄色、と認識していく。そしてさらに、このボールとポストとトマトは同じ色で、赤い、とわかっていく。
つまり、単なる音に意味と実態が伴うようになる。
我が家は、取り立てて言葉を教えることはなかったが、とにかくよく絵本を読んだ。赤ちゃん用の絵本も1.2冊はあるが、それ以外、幼児や大人が読んでも良いような、絵が美しく、日本語の音も美しいものになるべく触れるようにはしていた。そのうち、絵本に出てくる様々な言葉から、語彙を増やし始めたら、あとはどんどん加速していった。
語彙が増えると日常が豊かになる
語彙が増えてくると、いいことがたくさんある。
・言い換えができる
・連想ができる
・気持ちや状態を言葉で言えるようになる
などなど。専門家ではないし今回は調べてもいないので網羅はできていないが、言葉を育み語彙を増やすことは、日常のコミュニケーションを円滑にしてくれるし、親もそのほうが楽だったりする。伝わらない苛立ちがなくなり、対話が楽しくなってくる。
テレビや、スマホゲームも、面白いものはあるかもしれないが、「言葉」を育むには足りないんじゃないかなー、と思って、本が山積みの我が家の言い訳にしておこう。。
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