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ラウールの見つめる未来

昨日、6/27に45歳の誕生日を迎えたラウール。

個人的には、スペインの至宝と呼ばれた男が45歳になってしまったことに驚いている。

自分にとってのアイドルであったラウールは当時20代の半ばで(多少スランプもあったが)全盛期を謳歌していたのだから────  時の流れは早いものである。

そんなラウールに関してMARCAが近況を報じている。

シャルケ、リーズ、複数のスペインのクラブからオファーを受けたが、レアル・マドリードで満足し評価されていると感じているため、それらを断った。

ラウールは別のクラブからのオファーを1つ受け取っていれば、より多くの収入を得ること出来ただろうが、レアル・マドリードの未来となる選手たちをトレーニングし続けることにもっと興味を持っている。

カスティージャの監督を続ける意志を示したようだ。

また、トップチームの監督であるアンチェロッティとの関係性についても次のように報じた。

アンチェロッティに支えられていると感じており、ラウール自身もバルデベバスで何が起こっているか常に最新情報を得ている。
また、アカデミーのディレクターであるマヌエル・フェルナンデスとの関係も良好だ。

カルロとラウールは頻繁に情報交換し、若手の進化についてアンチェロッティはカスティージャの監督に尋ねる。
これはジダンが監督の際にはなかった対話をしている。

ジズーの部分については直訳すると驚きの内容になるが、おそらくジダン監督時代はカンテラの監督達と情報交換をしなかったという意味であり、アンチェロッティやラウールと仲が悪いという意味では無いと思われる。

そして最後にこれからトップチームを率いる可能性についての報道は次のように記している。

ラウールはトップチームの監督になることを急いでいない。
彼は若手選手たちのトレーニングとアンチェロッティが望んでいることだけでマドリーを助けることに焦点を当てている。

おそらく、世界のマドリディスタも急ぐことは無いと思っていることだろう。

何故ならカルロが率いたエル・ブランコは21-22シーズンのリーガ王者であり、「パリ」で14個目のビッグイヤーを掲げたクラブなのだから。

まさしく、ドイツ語で言うところの「edelweiss」である。

最後に花の都でマドリーの14度目の優勝トロフィーを最初にマドリディスタとして満面の笑みで掲げたラウール。

彼がキャプテンとしてビッグイヤーを掲げることはなかったが、カスティージャの監督として、そしてマドリーの代表としてこのトロフィーを手にしたのもまた、運命だったのかもしれない。

そして、次にラウールがビッグイヤーを高らかに頭上へ突き上げるのはトップチームの監督としてかもしれない。


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