開発中のゲーム、ちゃんと遊べてる?
はじめに
今回は、開発中のゲームを遊ぶのって大事だよねって話をしようかなと思います。
なかなかどうして…
当たり前でしょ?そう思われた方も多いんじゃないかと思います。
自分たちの作ってるゲームを遊ばないわけないじゃない、と。
ただ、これがなかなかどうして…
今まで、そこそこの数のプロジェクトを経験してきましたが、これが当たり前にできているプロジェクトは少ないかなーと個人的には感じています。
実装でいっぱいいっぱい
え、なんで?と思われるかもしれませんが
実装すべき事がいっぱいあって、実装に追われる日々。
実装にいっぱいいっぱいで、自分たちの作っているゲームを遊ぶ余裕がない、というのがよくあります。
「実装=ゲームプレイ」ではない
プログラマー的には、実装したら
その処理が、ちゃんと意図通りに動いているか動作確認をするので、ある意味ゲームをプレイしている。
と言えなくもないのですが
それはあくまで「動作確認」であって「ゲームを遊ぶ」というのとは違うんですよね。
これはプログラマーじゃなくても、他の職種でもそうなんじゃないかな?と思います。
本記事で言っている「ゲームプレイ」というのは
ユーザー視点でゲームを遊ぶという事です。
その観点からいくと
実装=ゲームプレイではないんですよね。
自分の場合はですけど、動作確認する際に「面白いかどうか」はチェックしていません。
より多くの意見があった方がいいよね
プランナーさんは、プログラマーが実装を終えたら、仕様どおりに実装がされているか、というのを確認します。
それと同時に、実装してみて面白いものになっているか?方向性があっているか?
といった観点でもチェックされていると思います。
その結果、この方向性でやっぱり合ってるな、であったり、遊んでみると物足りない、なんか思っていたのと違ったのでやっぱりこうしよう。
という感じで、仕様を軌道修正されたりします。
なので、最低でもプランナーさんは
今回の記事でいうところの「ゲームプレイ」をしている、と言っていいかなと思います。
ただ、やっぱり
より多くの意見があった方がゲームはよりよいものになる、と個人的には思っています。
なので、プランナーさんだけでなく、他の職種も巻き込んでゲームプレイできるといいよねって思います。
また、自分担当の部分だけでなく、自分担当じゃない部分こそ他の誰かに遊んでもらって下さい、客観的な意見がもらえると思います。
遊ぶ時間をどう捻出するか?
ただ、先程も言った通り
実装実装に追われる日々、なかなか遊ぶ時間が取れない中でどうするか?
それは
定期的に時間を作ってプレイする
という事かなと思います。
もう、プレイする時間を強制的に作ってしまうしかないかなって。
プレイする頻度にもよりますが、30分~1時間くらいなら作れなくはないでしょう。
遊ぶタイミングについて
といっても、ゲームの要素がまだスカスカな状態で遊んでもあまり効果はないので、全ての要素が、仮の状態でもいいからほぼほぼ全て入ったα版といわれるものができてから遊ぶのがよいのかな、と思います。
おすすめはマイルストーンごと!
おすすめなのはやっぱり
最低限、マイルストーンごとに遊ぶ時間を設ける、というのがいいかなぁって思います。
各マイルストーンごとに、目指すべき目標が設定されているかと思います。
なので、そのマイルストーンの実装が完了した段階で、その目標が達成できているか、を確認するのと同時に、ユーザー目線でゲームを遊んでみる、という時間を設けるのがいいかと思います。
リングフィットアドベンチャーの事例
こちらは ファミ通.com さんの記事
リングフィットアドベンチャーでは
といった事が掲載されています。
チーム全体でプレイを行い、意見は2000件を超えた、との事。
逆にいうと、プレイする時間を設けていなければ
これらの意見は埋もれたままになってしまっていた、という見方もできるのではないでしょうか。
個人的にすごいなーって思うのが、意見を出すという所までは真似できたとしても「やる、やらない」という返答を1つ1つに返している所が凄いと思いました。
ゲームを遊んで、改善案などの意見を出したとしても、結局「やるの?」「やらないの?」が宙ぶらりんになったままというのはアリがちです。
そうなってくると、意見出すだけ無駄じゃんってなって、意見がなくなっていってしまいます。
そこを放置せず、ちゃんとレスポンスしているのが凄いと思いました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
かの任天堂さんでも、こうやって意見を出し合って、ゲームをよりよいものにしているのです。
自分たちも、作ったゲームをちゃんと遊んで
よりよいものにする努力を忘れず、開発に取り組みたいですね。
では今回はこのへんで。
もしサポート頂けたら いつか個人開発をする時に使わせて頂きます!