見出し画像

型に入れないでほしい

絶賛反抗期中の長男が通う公立中学は
近年のLGBTQ問題を市立中にしてはいち早く取り入れ
今年度から校則をガラッとチェンジ。

学ラン、セーラー服から指定ブレザーへ
ボトムスはパンツでもスカートでもOK。

転校前の学校は昭和スタイルのブラック校則で
靴下、靴の中敷き、靴底まで真っ白の指定
おまけに下着まで白!との縛り
転校先は一転して最先端の令和スタイル〜!
同じ市内、何なら隣の学区なのにこの違い様はなんなんだ。

とても羨ましい話なんですこれ。
というのも…私はスカートを履きたくなかった人なんです。

ノンバイナリーって聞いたことあると思うんですけど、意味はご存じでしょうか?
宇多田ヒカルさんが公表したことで話題になりました。

以下引用…

■ 性的マイノリティに関して、違いを持つ言葉

トランスジェンダー:性自認と体の性が一致していない状態
クエスチョニング:性自認・性的指向の2つが定まっていない、あえて決めていない
ジェンダーフルイド:性が流動的。状況や時間によって、性が変わる。
Xジェンダー:自身の性自認を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない。性表現と性的指向に関しては不問
ノンバイナリー:自身の性自認と性表現を「男性・女性」という二つの枠組みに当てはめない

とあります。

でね、私はノンバイナリーなのかもなんです。

女らしくとか、女のくせにという言葉が本当ダメで…

子供の頃はショートカット、そして勝ち気な性格。
背がかなり低く、実年齢より上に見られることはほとんどなくて(それはいまだに…)性格のせいもあり男子からよく馬鹿にされていた。

女のくせに、チビのくせに…と。

成長が遅く、男っぽい当時の私は自分は男なのかもしれないと悩んだこともあった。
スカートを履くのは苦手だったし、人形遊びよりもブロック遊びの方が好きだった。
THE女!みたいな人は未だに苦手。

初めてノンバイナリーって言葉を聞いた時しっくりきた。
誰かに診断されるとかではないので、本当に当てはまるかどうかわからないが、おそらくそうかもと思った…

カテゴライズしないでほしいな…と。
女らしくとか強要するなよ…と。

女か男のカテゴリーしかない世界で育ってきたから
本当にノンバイナリーなのかすらわからない。
ただ、なんか違うんだよなっていうは感情は昔からあった。
周りの人はその違和感を持ってなさそうだなって感じもしていた。

そんな気持ちを持った中学生が、スカートではなくパンツ履いて学校行けるのは羨ましい。
小学生のころは、気分が乗った時だけスカートを履いて行った。
朝起きた時に、あ!今日はスカート履けそう…って。
そうじゃないと履けなかった。

それは未だに変わってない。
中高と6年間よく頑張ったもんだ(笑)

この気持ちを誰かにわかってもらおうなんて考えたこともなかったけど、この気持ちを持っててもいいんだ!私は変じゃないんだ!ってことが知れる時代になって本当によかったと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?