【一桁手数詰将棋】「非密」 20.12.25.
CAUTION!
純粋に指し将棋をベースにした好手・好手順等の創出を目指している詰将棋創作者はここでブラウザバックした方が良いです。質の低い手順に気分を害したり、叩かずにはいられなくなる恐れがあります。
【手順】
▲4六飛 ▽3五玉 ▲2六馬 ▽2四玉
▲4三飛成 ▽3五合/香 ▲2五銀 まで7手詰
一桁手数のものを作ったのは覚えていないほど前なので、手順の質の低さに拍車がかかっております。初手▲4六飛は▽4四玉と逃げるのを防ぐ候補手が他にないのでこう指すところ。▽3五玉と逃げて3手目の▲2六馬から▲4三飛成が見えれば3五に何を合駒しても(▽3五香でも)頭銀▲2五銀か▲1五銀までの簡単な詰みとなります。
( 'ω' ).。oO( ?
そうではなく、2手目▽3五玉は持駒の銀を使わなくても詰む手順がありました。
【手順】
▲4六飛 ▽3五玉 ▲4三飛成 ▽2五玉
▲2三龍 ▽1六玉 ▲2六龍 まで同手数駒余り(7手)
・▽2五玉の時に▽4六合は▲同角▽2五玉以下同手順で詰むので無駄合
・▽1六玉の時に▽2四合は▲同龍▽1六玉以下同手順で詰むので無駄合
こうなると2手目▽3五玉は間違った逃げ方ということになりますね。
2手目は▽5五玉が正解
7筋に駒があることからして、2手目▽3五玉がミスリードだと見破るのは容易だったでしょう。2手目の正解は▽5五玉です。
【正しい手順】
▲4六飛 ▽5五玉 ▲6四銀Ⓐ ▽同 玉
▲6六飛Ⓑ ▽7五玉 ▲9六飛Ⓒ まで7手詰
Ⓐ:必然手▲6四銀に▽同金は▲6六角まで早詰(5手)なので▽同玉と取るしかないです。
▲6四銀の代わりに▲6六角とすると、▽6四玉▲4二飛成▽3七香成▲6二龍▽6三(金/飛)でギリギリ詰みません。▽6三(歩/香/桂/銀/角)と受け間違うと▲6五香▽同金▲7三銀▽7四玉▲8四銀成▽6四玉▲7三龍までの詰みです。
Ⓑ:▲6六飛が馬との両王手なので▽7五玉とするしかないですね。
Ⓒ:最後は▲9六飛で角道を通して4枚がかりでの合利かずの詰みです。攻方の駒が直に玉に触れないで詰み上がる図を目指したのでタイトルを「非密」にしました(玉の詰め上がり位置が端や隅の場合はよくあるけど、断么九の位置はあまり無いような気がする)。年末年始、引き続き密をできるだけ避けましょう。
▲8六飛・▲7六飛は▽同玉、▲5六飛~▲1六飛は▽6六歩、▲6一飛成/不成~▲6九飛は▽8六玉以下詰まないので▲9六飛が唯一正解。
(🍰'ω'☕).。oO( めりくり🎄
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