歔欷43
「いつのことだか思い出してごらん」みたいな歌があったような気がする。でも、思い出したい過去なんかほとんど無い。基本的に悪いこととか、怒られたことが強く記憶に残っているのはなぜだろう?人本来の性質なのかもしれない。
過去の自分の栄光に縋っても虚しいだけだし、調子が良かった頃を回想するようになったら終わりの始まりというか、そんな暇があるならごちゃごちゃ言わんとはよ何か作れよとクリエイティブメンタルが急かす。アインシュタインが言うように称賛は堕落を呼び寄せるから、それを理解しないで称賛されようと創作するのはかなり危険だ。
弱い方に気持ちが流れているので、これは自尊心に近いだろう。そういえば、英語では自尊心と矜恃のことを両方「PRIDE」と訳すらしいけれど、自尊心は ”自分の心が傷つかないように守る”、矜恃は ”自分の能力に誇りを持つ” という全然違った意味を持っている。どちらかと言えば後者の方がポジティブなイメージがある。
時には山月記の李徴ばりに発狂して虎になれればどんだけ気が楽か。虎は高望みがすぎるから虎猫でも水馬でもいい。一生、山ん中や水の上をアホみたいに駆け回ってた方がQOLが高いように思う。
【初手~20手】
▲1九香 ▽2七玉 ▲1六銀 ▽同 桂
▲2八歩 ▽同桂成 ▲3七飛上 ▽同角成Ⓐ
▲同 飛 ▽2六玉 ▲1五角 ▽2五玉
▲2六歩 ▽1四玉※ ▲3四飛 ▽1三玉
▲2二角成Ⓑ ▽同 玉 ▲3二歩成 ▽1一玉
Ⓐ:成/不成非限定
Ⓑ:成/不成非限定
※:上三段分の駒を取っ払って▲3三角成▽1九成桂▲1七飛までに収まったらベストと思っている。
【21手~最終手】
▲3三角成Ⓒ ▽同 桂 ▲1二香成Ⓓ ▽同 玉
▲2三銀 ▽1三玉 ▲1四銀成Ⓔ ▽1二玉
▲2三成銀Ⓔ ▽同 玉 ▲3三と ▽1二玉
▲1四飛 ▽2一玉 ▲2四飛 ▽3一玉
▲2二飛成 ▽4一玉 ▲5三桂打 ▽5一玉
▲3一龍Ⓕ ▽6二玉 ▲6一龍 まで43手詰
Ⓒ:成/不成非限定
Ⓓ:成/不成非限定
Ⓔ:成/不成非限定(▲1四銀不成▽1二玉▲2三銀成の順もある)
Ⓕ:以遠移動可(▲2一龍、▲1一龍でも可)
擬余詰っぽい成/不成非限定が多すぎて草。とりあえず、無理やり金頭桂で〆た。できれば※の17手詰に収まったらいい感じがする。
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