普通の学生が大企業に入るために

私は中堅大学の理系院生です。

学会に一度行ったことと、1年間のコンビニバイトのこと、

趣味のライブに行っていたこと、応用情報資格を持っていたこと、

これらの実績で誰でも名前を知っている大企業(社員数10万)

に入ることができました。

就活を始めたのは院生1年時の2月です。

インターンシップは行っていません。

もちろん大企業に入ること=いいことではありませんが、

参考になればと思い、

私が就活中にやってよかったと思ったことを紹介します。

説明会のこと、ESのこと、人のアドバイスについて説明します。


1 説明会の姿勢

私はいくつかの企業の説明会に出席しました。

まず落ちてもいい企業で説明会の空気を確認しました。

この確認が大事だと思います。雰囲気を知るためです。

就活は本命と勝負する前にいろいろな企業で実践を積み、

経験することが大事です。


また、大勢の説明会の時は

別に質問をしても覚えられるわけではありません。

そのため説明会の時は自分の知りたいことだけ聞けば他は

きかなくても大丈夫です。


ただし例外があります。それは部署別説明会のように、

少人数で部署の人と直接話し合うような場です。

そこにいる人事や偉い人は面接本番でも会う可能性があります。

そのため、少人数のために設けられた説明会で

爪痕を残すことは合否に直結します。

幾つかの企業を受け、

就活は面接が始まる前にほとんど合否が決まっていると感じました。

ESやリクルータを通しての印象、説明会などの印象で、です。

受かる場合の面接は面接官がこちらの発言をいいように捉えてくれます。

企業としてもよい学生は多少面接でミスってても

なんとしてもものにしたいのでしょうね。

一方、受からない場合の面接は面接官に一切の譲歩がありません。

質問の内容や面接官の態度で自分の求められている度合いが分かります。

もちろん面接の出来によって合格できる可能性は全然あります。

しかし、本番は数十分間しかありません。

本番よりそれまでの情報(ESなど)量の方がよっぽど多いのです。

説明会の結論です。

本命前にいくつかの企業の説明会に参加すべき。また大人数で自分の気配が消えるなら知りたいことだけ聞けばいい。しかし少人数で自分が覚えられる可能性があるなら、率先して質問など、求められる目立ち方をすべし。


2. ESの書き方

説明会でも触れましたが、ESは面接前の情報です。

ESで合否の半分が決まるといっても過言ではありません。

我々の人生でもアピールできるよさそうなことだけを

ぎゅっとしたものがESなので人柄や能力の最高値がわかります。

さて、ESの書き方ですが、実はたいしたことを書かなくてもかまいません。

そもそも偉大な功績がある人は就活しません。

ロジカル面接術という超おすすめな本では

文章を書くという功績で就職したければ芥川賞受賞レベルが求められると

書かれてあります。

さて、それではそのレベルの功績がない人が何を書けばいいかというと、

論理的に整合性がある具体的な文章です。

論理的な文章であれば受かりやすいです。

論理的というのは簡単に言えば、

問われていることに対し、常識の範囲内で理由を返す

ということです。

雨が降っているから傘をさす、

というように理由と原因に一般性が必要です。

そのため、論理的思考回路を鍛えてください。

ぼくがこの要素に気づいたのが、就活途中だったので、

本番までには鍛えきることができずに落ちてしまった

会社もありますが、少しの期間でもないよりある方が

断然有利になりますので、本などを読んで勉強しましょう。


しかし、論理性だけでは不十分です。

一般的なことを書き連ねても意味がありません。

そんなことは誰でもわかっており、あなたの人柄が見えません。

論理的に自分の経験談を述べて、問に答える。

このようなESを書きましょう。

さらに、わかりやすいような工夫が重要です。

わかりやすい文章の鉄板は最初に結論を書くことです。

ESは短い文章なので、この書き方は常に行いましょう。

ESの結論です。

ESは論理性をもって自分の人生を具体的に書く。さらにわかりやすい文章を心がける。


3. 人のアドバイスを聞く

人のアドバイスは聞きましょう。

全部聞いてください。

就職活動は協力戦でもあり情報戦でもあります。

先輩にESを直してもらったり、友達と面接練習をしたりです。

自分の能力を信じてはいけません。今までの勉強はかなり重要ですが、

就活の勉強をしなくてはいけません。

しかし、本などは形式ばっており、応用が利きません。

そのため経験している先輩の話を聞くことが最も重要です。

また、最先端な情報は先輩よりも同期の方が詳しいので、

教え合いましょう。

面接の練習は後輩でも構いません。

むしろ自分の説明が後輩にすら伝われば面接官には伝わります。


教えてもらっているのですから

話していただけるような姿勢が大事ですが、

実際に自分に当てはめるかは別です。

これは違うなと思ったら参考にしなくてかまいません。

むしろすべて鵜のみにするのは危険です。

自分の中に落とし込んで、知識を利用するか決めるのは自分で行います。


また全部ぐぐりましょう。

メールの書き方からスーツの着方までです。

特に、メールは重要です。

メールは礼儀に直結します。

礼儀がないのは圧倒的な損です。

なぜなら、協力は人間の非常に大きな武器ですが、

無礼者と協力したい人はいないため、その武器を捨てることになります。

そのため、絶対に礼儀は守りましょう。

特に礼儀の差が出るのがメールというわけです。


ただ、テンプレをネットで探してそれを変えるだけで構わないのですが、

これをしていないと非常に不利になることを覚えてください。


人のアドバイスを聞くの結論です。

周りの人間を有効活用しよう。先輩に全部聞くべし。全部鵜呑みにせず重要なことを選択しよう。またメールマナーやスーツの着方などは確認しておこう。