マチネの終わりに
ふと、幸せだなぁと言葉がでた。
子供をお風呂に入れたあと、1人で浸かっている時に。
毎日、子育てはこれで合っているのか、ご飯をゆっくり食べたい、でもできない、などという葛藤とストレスも抱えていたが、今生きていること自体幸せなんだなと思った。
暖かいお風呂に入れて、暖かい家があって、素敵な家族がいて、なんて幸せなんだろう。
そんな幸せな今なのに、ふと不安になる時もある。
この寒さが続いて氷河期がきたらどうしよう、ゾンビウイルスができたらどうしよう、とか、どうしようもないことを考えてしまう。昔からの癖だ。
昔からそういうことを考え続けてきて、行き着いた結論はこうだ。起こってもないことを考えてもしょうがない。色んな本にもそう書いてあった。
ただ、どうしようもない失敗や、辛い出来事が起きても、今考えると必要な失敗だったんだなと思うこともある。
福山雅治主演のマチネの終わりにという映画で、未来は過去の意味を変えるというセリフがあったが、まさにそうなんだと思う。
出来事を悔いても、思い返してもしょうがない、未来を不安がってもしょうがない。自分なりに精一杯生きていれば、みえてくるものがあるのではないかと思う。
今を生きろ。怖がらず、挑戦し続けろ。
過去の私にも言ってあげたいが、過去があって今この考えに至れたのであれば必要な時間であったのだなと思う。
目の前のことに一生懸命に。
そんなことを思った寒い冬のある日。
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