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2023年の8月を振り返る

先月の振り返りで猛暑日の話をしました。さすがに8月も後半になれば少しはしのぎやすく…なんておもっていたのですがとんでもHappen。

このnoteを書いているのは8月30日なのですが、今月東京で35度以上の猛暑日を記録したのは10日。残り20日も全て30度以上の真夏日でした。

もうこうなると全国高校野球選手権大会は秋に、などと悠長なことはいっとれん。球児も好児も社会人も基本在宅勤務にしたほうがいい。

もちろん飲食店は?とか交通インフラは?とかいろんな問題でてきますけど、一個ずつみんなで知恵を絞っていい感じの着地点を探しませんか。

それぐらい一致団結する機運が日本にあってもいいのでは。そして自利ばっかりじゃなくてもうちょっと利他の精神をさ、政治や経済といったモンスターが持ってもいいんじゃないか。

そんなことを妄想してしまうほどに猛暑続きであった1ヶ月を振り返ります。


夏のリアリティ

夏はスナワチで購入した革下駄一択、という潔い人生を歩んできましたが、あまりにも履きすぎて底が削れてまいりました。この秋にはメンテに出そうと思っています。

で、この夏はひさしぶりに控え選手としてビーサンを買ったわけですよ。ビームスで。

革下駄に比べるとペラッペラでチープなんですが、そのチープさがまたいいなあ、と。特に最近は出かけ先でいつゴリラゲイ雨に襲われるかわかったもんじゃない。そんなときビーサンなら気がラクなわけです。

と、いうことで履いてみた。もう何十年かぶりのビーサン。

するとですね、あれよあれよという間にゴムの鼻緒が右足の甲に擦れて、赤くずりむけてしまうわけです。

わたしはかすかな痛みとともに赤くむけた部分を見て、ああ、そういえばそうだったな。夏のはじまりってこのヒリついた感じとともにあったなあと、夏のリアリティを感じたのです。

いいじゃん、靴ずれならぬビーサンずれ。夏じゃんね。

どうせこんな小キズ、ほうっておけば治るし。むしろガシガシ履くことで皮膚を慣らしていったほうがいいだろう。

そう考えて、その後もあえてビーサンを履き続けました。

するとですね、赤むけが治るどころかどんどん悪化して、出血しはじめるではありませんか。痛みも火傷レベルで、とてもまともに履いて歩けない。しかも出先のショッピングモールで。

わたしは右だけサンダルをつっかけるような感じで歩かざるを得なくなりました。その足でドラッグストアに行き、キズパワーパッドの靴ずれ用を即座に購入。これで一安心と思いきや。

いつまで経っても傷が治らないんです。
8月30日時点で、まだ傷跡が残っています。

この治りの悪さは…そうです加齢です。

夏のリアリティは、50歳を超えると、ただただ危険なシロモノと化します。


休めない、と、休まない、は違う

コロナの第5類認定がどれぐらい関係しているのかわかりませんが、6月の終わりぐらいからちょっと尋常じゃないぐらい忙しくなりました。

会社員でありながら会社の仕事は秒で終わらせて、これまでの人生でのつながりが生まれた人たちからのお声がけからはじまる仕事に持てる時間と能力のすべてを注いでいるわたし。

どのようなご相談でもお断りすることなくお受けしてきたのですがことここにきて案件の量がいよいよキャパをこえてあふれだします。

しかもあるあるなのですが、だいたいそういう時ってみなさん同時にお声がけくださいます。ありがたいです。だから余計に断らないようにしていました。不公平だからね。あと貧乏性なのね。

するとどうやって時間を捻出するか、という問題にぶつかります。

慌ただしいある日、ランチで同僚のデザイナーが聞いてきました。

「ハヤカワさんは今年の夏休みどっかいくんですか?」

そうだ!

夏休みがあるじゃないか!

夏休みを休まなければいくつかの案件を前にグンと進めることができる。

わたしは嬉々として「行かない行かない仕事仕事」と宣言し、周囲に呆れられ、家族に罵られ、愛犬に蔑まれながら、わずかな休日を仕事に費やしました。

するといくつかのお宝を見つけたので、賢明な読者のみなさんにもおすそ分けします。

まずひとつ。めちゃくちゃ集中できます。なんてったって世の中全体がおやすみ。しかも今年はコロナ明けということで、誰も彼もがあっちゃこっちゃへおでかけなさいます。おかげで都内は実に静かな世界。仕事に没頭できました。

そしてもうひとつ。めちゃくちゃ節約できます。なんだったんだ7Day'sってぐらいガソリン高いじゃないですか。わたしのクルマは大飯ぐらいではありませんがハイオクです。満タンにするとそれなりになります。そのガソリン代、まるまる浮きました。

最後に、毎年恒例の「あーあ、夏休みも終わりかぁ」がない。これは世紀の大発見。はじまってないんだから終わりもないわけです。あのなんともいえない、翌日からのことを思う頭と心のダルさが、ないんです。

しかも休み明けの仕事はロケットスタート切れるわ、生活リズムもみだれていないわ、飲みすぎてもいないわでいいことづくめ。

みなさんもどうですか?来年から夏休み返上してみませんか?

え?代休?振休?いや好きでやってる仕事だしそもそも会社からの指揮命令じゃないのでそんなもんないっすよ。


Nujabes祭りはつづく

ぼくの場合、一年の中で何回か特定のアーティストばかり聴きまくる期間があります。

過去も『林田健司“Physical”祭り』『iri祭り』『PSY・S祭り』『Ultravox祭り』『Stock Aitken Watermanプロデュース作品祭り』など新旧洋邦問わずさまざまな祭りが興っては消え、を繰り返してきました。

ほんのちょっと前は『カシオペア祭り』だったんですが、いつものようにいきなりその灯は萎み、しばらくボーッと誰かのプレイリストを聴き流していました。

そんなぼくの心の隙に、スッと入ってきたのが、Nujabesです。

Nujabesは『Lo-Fi Hip Hop』のルーツとまで言われているレジェンド。はじめて聴いたのは前職のとき。音楽通の開発責任者フクちゃんに教えてもらいました。最初は「なにこれめっさオサレ!」と思ったのを覚えています。

チルアウト系の中でも特にピアノの使い方が上手いなあNujabes、といつも思いながら聴いていたのですが、今回はひょんなことからトリビュートミックスを耳にしてふいに祭りがはじまった。

そしてなんのきなしにXにエックスしたら

世代の仲間からリアクションがあった!

まきのさんは新橋で汐留絡みのお仕事をなさっておられる方ですがオリパラにも深く関わっていらっしゃって、まさかのパラ開会式でNujabesが流れたことを教えてくださいました。しかも聖火点灯だって。

まきのさん、ありがとうございます。

こういうことがあるからXっていいよね。

そしてパラの聖火点灯式で使われたなんて、きっとあっちで喜んでいるだろうなあ瀬場さん。

盆だから降りてきてくれたのかな。

祭りはそろそろ終焉ですが、でもきっといつも、いつまでも聴いていることでしょう。

Nujabes最高。
flowersなんて一生聴いてられます。


ミヤシタパーク付近

先月オフィスが神泉からミヤシタパーク対面のヨギボーの上の階に移転したという話をしたのですが、いまだに街そのものに慣れません。

まずなにより人種が違う。

渋谷って面白いですね。この10年で3回引っ越してるんですが、宮益坂上と並木橋と神泉と宮下公園近辺ではまるっきり違う人種がうごめいているんです。それに伴って文化も空気も違っています。

宮益坂の上はなんかこう、表参道に抜ける爽やかな風を感じましたね。並木橋は渋谷と恵比寿のちょうど中途半端な感じでした。神泉は完全に下町で、しっとり落ち着いた大人の町。そしてミヤシタパークあたりはいちばん落ち着かないです。

ヤングが短髪をまっキンキンに染めて顔中にピアスしてタンクトップからタトゥーがビシッと入った腕を出して舌もだして向こうから大挙してブレイキングダウン、といったらわかりやすいでしょうか。そんな新宿スワンというか東京卍リベンジャーズというか、なにしろおっかないですね。

コンビニでもスタバでもヤングはイヤホンしたままオーダーするので店員さんは概ね大声です。声が枯れている女性店員もいますし、ピンクドラゴンの並びのファミマには柳原可奈子がイライラしながら働いています。

「シャッセ-ッ!ㇷクロごいりよしゅキャーッ!!!」
(いらっしゃいませ袋ご入用ですか?)

そのあまりに対人感のない接客に二度と足を踏み入れるもんか、と心に誓ったものです。

いつになったら慣れるのでしょうか、わたし。
その前にまた移転するような気もします。


と、いうわけでアーチ-チーアーチー、と8月が終わります。さすがに早朝4時台は若干の秋めきを感じなくはないのですが、最高気温が35度近いのはヤバいですよね。いつまでつづくのかこの猛暑。

みなさんも夏の疲れが溜まっていることでしょうから、うっかり熱中症などにならないようお気をつけください。

それでは!また来月!

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